レポート作成を行うesfadm report createコマンドを実行することで、コマンドで指定した期間内のレポート情報を情報蓄積ファイルから取得し、レポートファイルを作成します。
レポートファイルは、Webブラウザで表示できます。Webブラウザで表示させた場合は、レポート中の各種情報を色付きの表形式で確認できます。
参照
レポーティング機能を有効にする方法は、「8.3.2.3 コマンド定期実行の設定」の「Webコンソールからの設定」を参照してください。
esfadm report createコマンドを定期実行した場合、作成するレポートファイルは、以下の場所に格納されます。格納場所は変更できません。
格納ディレクトリ
Windows環境: $INS_DIR\Common\var\report\auto
($INS_DIRは、インストールディレクトリ)
Solaris/Linux環境: /var/opt/FJSVesfcm/report/auto
ファイル名
esfreport_auto_month_YYYYMMDDhhmmss.xml
(YYYYMMDDhhmmssは、コマンドの実行日時でETERNUS SFシステムのローカルタイム)
esfadm report createコマンドを定期実行して作成されたレポートファイルは、12個まで保存されます。12個を超えて作成された場合は、esfadm report createコマンド実行時に、最古のファイルから自動的に削除されます。
注意
レポートファイルを保存したい場合は、古いファイルが自動的に削除される前にバックアップしてください。
作成されたレポートファイルは、サーバOSの管理者権限のあるユーザーが参照可能です。
出力される情報およびWebブラウザでのXMLファイルのHTML表示例は、以下のとおりです。
XMLファイルの文字コードはUTF-8で出力します。
(Windowsでは、出力先のディレクトリの権限が継承されます。)
レポート作成コマンドは、情報蓄積ファイルのレポート情報からレポートファイルを作成します。以下のすべての条件を満たすボリュームが、レポートの作成対象です。
情報蓄積ファイルに蓄積しているデータ
レポート作成コマンドで指定した期間内に存在するボリューム
ETERNUS SFシステムに登録しているサーバと接続している数をレポート情報に出力します。課金の対象・単価は、センター管理者の判断です。
なお、無停止ストレージマイグレーション機能を使ってマイグレーションを行った場合、移行元ストレージ装置のボリュームと移行先ストレージ装置の外部LUは、それぞれ異なるストレージ装置のボリュームとしてレポート情報に出力します。これらのボリュームを課金の対象とするかの考慮も必要です。