名前
esfadm report create - レポートの作成
形式
esfadm report create -start YYYYMMDDhhmm -end YYYYMMDDhhmm [-outputfile fileName]
コマンドパス
$INS_DIR\Common\bin\esfadm report create
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVesfcm/bin/esfadm report create
機能説明
オプションで指定した期間のレポート情報をレポートファイルに出力します。
また、ポリシーで設定された保存期間をもとに、情報蓄積ファイルの保存期間を超えた古いレポート情報を削除します。
(情報蓄積ファイルにレポート情報があれば、レポートファイルが出力されます。)
本コマンドを実行するには、Windows環境の場合はAdministratorsグループのユーザーであること、Solaris/Linux環境の場合はOSの管理者(root)権限が必要です。
オプション
作成するレポートの期間をYYYYMMDDhhmmの形式(ローカルタイム)で指定します。startとendの期間は最大1年(365日、閏年を含む場合は366日)です。秒数は0秒で扱います。
なお、夏時間が冬時間に切り替わる時間帯は、冬時間のローカルタイムの場合と夏時間のローカルタイムの場合があります。本コマンドでは、その時間帯に指定されたローカルタイムは冬時間のローカルタイムとします。
YYYYは西暦を表し、0000~9999を指定できます。
MMは月を表し、01~12を指定できます。
DDは日を表し、01~31を指定できます。
hhは時を表し、00~23を指定できます。
mmは分を表し、00~59を指定できます。
以下の場合は、エラーになります。
startまたはendにコマンド実行日時よりも未来の日時を指定した場合
endにstartよりも過去の日時を指定した場合
存在しない日時を指定した場合
レポートを出力するファイル名を指定します。ディレクトリパスを含まない場合は、カレントディレクトリに格納されます。ディレクトリパスは、絶対パスおよび相対パスの形式に対応しています。
本オプションを省略した場合、カレントディレクトリに以下のファイル名で作成されます。
esfreport_manual_specified_YYYYMMDDhhmmss.xml YYYYMMDDhhmmssはコマンドの実行日時
ファイル名に出力する実行日時は、ローカルタイムです。
出力ディレクトリに同名のファイルやディレクトリがすでに存在する場合は、エラーになります。出力ディレクトリ名と出力ファイル名は、ASCII文字だけサポートします。
ファイル名が重複しないように、ファイル名に日時情報を設定することをお勧めします。
出力情報
指定した範囲のレポート情報をレポートファイルに格納
レポートファイルの詳細は、「8.4 レポートファイルの構成」を参照してください。
コマンド実行画面にメッセージを出力
ETERNUS SFシステムの操作履歴
操作履歴として、以下の情報を出力します。
出力項目 | 出力内容 |
---|---|
日付 | 処理実行日時 |
ユーザーID | 実行ユーザー |
アクション | Create Report (CLI) |
状態 | Submit、Start、またはComplete |
結果 | Success、Failed、またはWarning |
対象 | - |
詳細 | 詳細情報 |
メッセージ | エラーメッセージ |
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
2012年2月1日8時30分から2012年2月1日17時30分までのレポートを作成します。
(2012年2月1日17時30分0秒までのレポート情報が対象となります。)
> esfadm report create -start 201202010830 -end 201202011730 -outputfile C:\report\201202011730.xml esrpt00003 The report file was output. File=C:\report\201202011730.xml
注意事項
esfadm report collectコマンドの実行中に本コマンドを実行すると、本コマンドは待ち状態となります。先に実行されたesfadm report collectコマンドが完了すると、本コマンドの待ち状態が解除されて処理を継続します。
本コマンドは同時実行できません。あとから実行したコマンドは、異常終了します。
レポートの指定期間内にレポート情報がない場合は、ヘッダー情報だけのレポートファイルを出力し、正常終了します。
レポートの作成中にエラーが発生した場合、レポートファイルは作成されません。
レポートの作成中に一部のサーバでエラーが発生した場合、レポートファイルを作成せずに本コマンドが異常終了します。
本コマンドの実行中にETERNUS SF Managerが停止すると、不完全なレポートファイルが作成される場合があります。この場合、コマンドを再実行し、レポートファイルを再作成してください。
作成するレポートの期間内に構成情報が途中で変更された場合、レポート情報も構成情報が変更される前から変更された後の情報に変わります。
レポートファイルに出力される日時は、ETERNUS SFシステムのローカルタイムです。
-startオプション、-endオプションで指定する時間は、以下のとおり扱います。
-startオプションで指定した時間(hhmm)は0秒で扱います。
-endオプションで指定した時間(hhmm)は0秒で扱います。
以下の例のように、本コマンドで指定したレポートの期間の1回目の終了日時と2回目の開始日時で指定した2月1日17時30分0秒が重なりますが、終了日時から開始日時を引いた期間は、それぞれ9時間と15時間です。
1回目のレポート期間(計9時間): 2012年2月1日8時30分0秒~2012年2月1日17時30分0秒
2回目のレポート期間(計15時間): 2012年2月1日17時30分0秒~2012年2月2日8時30分0秒