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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

7.15.5 1ノードのみで運用する方法

何らかの異常によって一方のノードが起動できない場合などに、1ノードのみでクラスタアプリケーションを起動するには、以下の手順でクラスタアプリケーションを強制起動します。

[手順]

  1. クラスタアプリケーションを強制起動するノードのディスク上のネットミラースライスが INVALID 状態である場合、スライスの状態を復旧します。
    そのノードで、以下のコマンドを実行します。-d オプションでは、ネットミラーグループに属しているディスクのうち、そのノードに接続されているディスクのディスク名を指定します。

    # sdxfix -V -c クラス名 -v ネットミラーボリューム名 -d ディスク名 -e force -x NoRdchk
  2. クラスタアプリケーションを強制起動します。
    クラスタアプリケーションの強制起動の方法については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。

このとき、強制起動を行ったノードのスライスが ACTIVE 状態となり、他方のノードのスライスは INVALID 状態になります。また、それ以降、ネットミラーボリュームの等価性コピーが抑止されます。