何らかの異常によって一方のノードが起動できない場合などに、1ノードのみでクラスタアプリケーションを起動するには、以下の手順でクラスタアプリケーションを強制起動します。
[手順]
クラスタアプリケーションを強制起動するノードのディスク上のネットミラースライスが INVALID 状態である場合、スライスの状態を復旧します。
そのノードで、以下のコマンドを実行します。-d オプションでは、ネットミラーグループに属しているディスクのうち、そのノードに接続されているディスクのディスク名を指定します。
# sdxfix -V -c クラス名 -v ネットミラーボリューム名 -d ディスク名 -e force -x NoRdchk |
クラスタアプリケーションを強制起動します。
クラスタアプリケーションの強制起動の方法については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。
このとき、強制起動を行ったノードのスライスが ACTIVE 状態となり、他方のノードのスライスは INVALID 状態になります。また、それ以降、ネットミラーボリュームの等価性コピーが抑止されます。