ネットミラーボリュームを構成するスライスのうち、一方が ACTIVE 状態で、他方がそれ以外の状態の場合、ACTIVE 状態のスライスが存在するディスクが接続されている方のノードを停止または再起動しないでください。停止または再起動すると、ネットミラーボリューム内に ACTIVE 状態のスライスが存在しない状態になるため、業務が停止します。
ノードを停止または再起動する場合、まず他方のノードのスライスの状態を復旧してください。
スライスの状態の復旧方法は以下のとおりです。
他方のノードのスライスが NOUSE 状態の場合は、sdxswap -I コマンドまたはGDS 運用管理ビューの[操作]:[物理ディスク復旧] で他方のノードのディスクを復旧してください。
他方のノードのスライスが INVALID 状態の場合は、「D.1.6 サーバ間ミラーリングに関する異常」の「(1) ネットミラーボリュームを構成するネットミラースライスが INVALID 状態である。」を参照してスライス状態を復旧してください。
ネットミラーボリュームを構成するすべてのスライスが ACTIVE または STOP 状態である場合でも、両ノードを再起動すると一方のスライスが INVALID 状態になります。この状態はクラスタアプリケーション起動時に復旧されます。