ノード停止やネットワーク異常が発生した場合、他ノードのディスクにアクセスできなくなるため、他ノードのディスクでI/Oエラーが発生し、I/O エラーが発生したスライスは INVALID 状態になります。
ノードの再起動後またはネットワークの復旧後、等価性回復コピーが自動的に実行されます。この等価性回復コピーでは、運用ノード側のスライスがコピー元となり、スライス間でデータに差分がある箇所のみがコピー対象になります。
ただし、以下の事象が発生した場合、次に実行される等価性回復コピーではスライス全体がコピー対象になります。
占有スライス内にある差分情報の記録領域で I/O エラーが発生した場合
ノードのシャットダウン、クラスタアプリケーションの切替え、sdxcopy コマンドなどにより、実行中の等価性回復コピー処理が中止された場合
注意
間欠故障などにより、ネットワークまたはノードの異常と復旧が繰り返し発生している場合や、I/O エラーとネットワークの復旧が連続して発生した場合、等価性回復コピーが自動的に実行されないことがあります。
参考
他ノードのディスクの I/O エラー
ネットミラーボリュームが存在するネットミラーグループに接続されている、他ノードのディスクで I/O エラーが発生した場合、ドライバの警告メッセージ 22000~22010 は出力されません。