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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

7.11.3 バックアップ用ディスクからのリストア

9) 業務の停止

運用ドメインのノード Node1 および Node2 において、業務用ボリューム Volume1 を使用しているアプリケーションを停止します。

Volume1 をファイルシステムとして使用している場合は、アンマウントします。


10) 業務用ボリュームの停止

運用ドメインのノード Node1 および Node2 において、業務用ボリューム Volume1 を停止します。以下のコマンドを Node1 または Node2 で実行します。

# sdxvolume -F -c Class1 -v Volume1 -e allnodes

11) クラスの削除

運用ドメインにおいて、業務用ボリューム Volume1 が属しているクラス Class1 を削除します。以下のコマンドを運用ドメインのノード Node1 または Node2 で実行します。

# sdxvolume -R -c Class1 -v Volume1
# sdxgroup -R -c Class1 -g Group1
# sdxclass -R -c Class1

12) バックアップ用ディスクからのリストア

バックアップ用ディスク sdc、sdd をコピー元、業務用ディスク sda、sdb をコピー先として、それぞれディスク装置のコピー機能によってリストアします。

参照

リストア方法については、ディスク装置のコピー機能のマニュアルを参照してください。


13) バックアップ用ディスクの切離し (同期化の一時停止)

バックアップ用ディスク sdc、sdd を、業務用ディスク sda、sdb から切り離します。

参照

同期化を一時停止する方法については、ディスク装置のコピー機能のマニュアルを参照してください。


14) クラスのオブジェクト構成の復元

運用ドメインのノード Node1 または Node2 において、「7.11.2 バックアップ」の手順 3) で作成した構成ファイル /var/tmp/Class1.conf に記述されている構成テーブルに従って、クラス Class1 のオブジェクト構成を復元します。

オブジェクト構成を復元した後、復元を行ったノードを再起動してください。

# sdxconfig Restore -c Class1 -i /var/tmp/Class1.conf -e chkps
# shutdown -r now

15) クラスのタイプ変更とスコープ拡張

バックアップしたクラス Class1 が共用クラスだった場合、Class1 のタイプ属性とスコープ属性を変更します。バックアップしたクラス Class1 のスコープは、「7.11.2 バックアップ」の手順 3) で保存した sdxinfo コマンドの出力の、クラス情報の SCOPE フィールドで確認できます。ここでは、バックアップしたクラス Class1の スコープが Node1:Node2 であった場合の例を示します。

15-1) クラス内のボリュームの停止

# sdxvolume -F -c Class1

15-2) クラスのタイプ変更とスコープ拡張

# sdxattr -C -c Class1 -a type=shared,scope=Node1:Node2

16) 業務用ボリュームの起動

運用ドメインのノード Node1 または Node2 において、業務用ボリューム Volume1 を起動します。以下のコマンドを Node1 または Node2 で実行します。

# sdxvolume -N -c Class1 -v Volume1

17) 業務の再開

7.11.2 バックアップ」の手順 8) で業務用ボリューム Volume1 上のファイルシステムをアンマウントした場合は、再度マウントします。

Volume1 を使用するアプリケーションを起動します。