9) 業務の停止
運用ドメインのノード Node1 および Node2 において、業務用ボリューム Volume1 を使用しているアプリケーションを停止します。
Volume1 をファイルシステムとして使用している場合は、アンマウントします。
10) 業務用ボリュームの停止
運用ドメインのノード Node1 および Node2 において、業務用ボリューム Volume1 を停止します。以下のコマンドを Node1 または Node2 で実行します。
# sdxvolume -F -c Class1 -v Volume1 -e allnodes |
11) クラスの削除
運用ドメインにおいて、業務用ボリューム Volume1 が属しているクラス Class1 を削除します。以下のコマンドを運用ドメインのノード Node1 または Node2 で実行します。
# sdxvolume -R -c Class1 -v Volume1 # sdxgroup -R -c Class1 -g Group1 # sdxclass -R -c Class1 |
12) バックアップ用ディスクからのリストア
バックアップ用ディスク sdc、sdd をコピー元、業務用ディスク sda、sdb をコピー先として、それぞれディスク装置のコピー機能によってリストアします。
参照
リストア方法については、ディスク装置のコピー機能のマニュアルを参照してください。
13) バックアップ用ディスクの切離し (同期化の一時停止)
バックアップ用ディスク sdc、sdd を、業務用ディスク sda、sdb から切り離します。
参照
同期化を一時停止する方法については、ディスク装置のコピー機能のマニュアルを参照してください。
14) クラスのオブジェクト構成の復元
運用ドメインのノード Node1 または Node2 において、「7.11.2 バックアップ」の手順 3) で作成した構成ファイル /var/tmp/Class1.conf に記述されている構成テーブルに従って、クラス Class1 のオブジェクト構成を復元します。
オブジェクト構成を復元した後、復元を行ったノードを再起動してください。
# sdxconfig Restore -c Class1 -i /var/tmp/Class1.conf -e chkps # shutdown -r now |
15) クラスのタイプ変更とスコープ拡張
バックアップしたクラス Class1 が共用クラスだった場合、Class1 のタイプ属性とスコープ属性を変更します。バックアップしたクラス Class1 のスコープは、「7.11.2 バックアップ」の手順 3) で保存した sdxinfo コマンドの出力の、クラス情報の SCOPE フィールドで確認できます。ここでは、バックアップしたクラス Class1の スコープが Node1:Node2 であった場合の例を示します。
15-1) クラス内のボリュームの停止
# sdxvolume -F -c Class1 |
15-2) クラスのタイプ変更とスコープ拡張
# sdxattr -C -c Class1 -a type=shared,scope=Node1:Node2 |
16) 業務用ボリュームの起動
運用ドメインのノード Node1 または Node2 において、業務用ボリューム Volume1 を起動します。以下のコマンドを Node1 または Node2 で実行します。
# sdxvolume -N -c Class1 -v Volume1 |
17) 業務の再開
「7.11.2 バックアップ」の手順 8) で業務用ボリューム Volume1 上のファイルシステムをアンマウントした場合は、再度マウントします。
Volume1 を使用するアプリケーションを起動します。