高機能なディスク装置の中には、ディスク筐体内や他のディスク筐体にディスクデータをコピーするハードウェア機能をもつものがあります。例えば、ETERNUS ディスクアレイにはアドバンスト・コピー機能、Dell EMC 社製ストレージ装置には TimeFinder および SRDF というコピー機能があります。
本節では、このようなディスク装置のコピー機能を使用して、ローカルディスクまたは共用ディスクのオブジェクト構成とデータをバックアップ/リストアする方法を説明します。
バックアップとリストアの操作は、以下のノードで実行できます。
業務を運用するノード
業務を運用するノードと同一のクラスタドメインに属しているノード
業務を運用するノードと同一のクラスタドメインに属していないノード
以降、物理ディスク sda、sdb を共用クラス Class1 に登録してミラーリングし、業務でミラーボリューム Volume1 を使用している場合を例として説明します。