KVMゲストで共用ディスクを使用する場合、[共有可能](shareable)に設定し、[キャッシュモデル]を[none](cache='none')にしてください。
設定方法は以下のとおりです。
ゲストOSを停止します。
仮想マシンマネージャから停止したゲストOSを選択し、ツールバーの[Open]ボタンをクリックします。
表示されたウィンドウのツールバーのをクリックし、ハードウェアの詳細情報を表示します。
左のハードウェア一覧から、仮想ディスク[VirtIO Disk]を選択します。
[仮想ディスク]画面で、以下の設定を行い、[適用]ボタンをクリックします。
[共有可能]のチェックボックスをチェックします。
[キャッシュモデル]リストから[none]を選択します。
ゲストOSを停止した状態で、管理OS上のゲスト設定ファイル(/etc/libvirt/qemu/ゲスト名.xml)に、以下のように shareable と cache='none' を記述します。
# virsh edit ゲスト名 |
記載例
<disk type='block' device='lun'> <driver name='qemu' type='raw' cache='none'/> <source dev='/dev/disk/by-id/scsi-36000b5d0006a0000006a1296001f0000'/> <target dev='sdh' bus='scsi'/> <shareable/> <address type='drive' controller='0' bus='0' target='0' unit='7'/> </disk> |