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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

4.8.3 共用ディスクの設定

KVMゲストで共用ディスクを使用する場合、[共有可能](shareable)に設定し、[キャッシュモデル]を[none](cache='none')にしてください。

設定方法は以下のとおりです。

virtioブロックデバイスの場合
  1. ゲストOSを停止します。

  2. 仮想マシンマネージャから停止したゲストOSを選択し、ツールバーの[Open]ボタンをクリックします。

  3. 表示されたウィンドウのツールバーのをクリックし、ハードウェアの詳細情報を表示します。

  4. 左のハードウェア一覧から、仮想ディスク[VirtIO Disk]を選択します。

  5. [仮想ディスク]画面で、以下の設定を行い、[適用]ボタンをクリックします。

    • [共有可能]のチェックボックスをチェックします。

    • [キャッシュモデル]リストから[none]を選択します。

virtio-SCSIデバイスの場合【4.3A30以降】

ゲストOSを停止した状態で、管理OS上のゲスト設定ファイル(/etc/libvirt/qemu/ゲスト名.xml)に、以下のように shareable と cache='none' を記述します。

# virsh edit ゲスト名

記載例

<disk type='block' device='lun'>
  <driver name='qemu' type='raw' cache='none'/>
  <source dev='/dev/disk/by-id/scsi-36000b5d0006a0000006a1296001f0000'/>
  <target dev='sdh' bus='scsi'/>
  <shareable/>
  <address type='drive' controller='0' bus='0' target='0' unit='7'/>
</disk>