virtioブロックデバイスをサーバ間ミラーリング機能で使用する場合、KVMゲスト上でvirtioブロックデバイスのby-idファイルが生成されるようにするための設定を行います。
以下の手順で、仮想ディスクにシリアル番号を設定します。シリアル番号は、仮想マシン内で重複しない10文字以内の文字列にしてください。
ゲストOSを停止します。
仮想マシンマネージャから停止したゲストOSを選択し、ツールバーの[Open]ボタンをクリックします。
表示されたウィンドウのツールバーのをクリックし、ハードウェアの詳細情報を表示します。
左のハードウェア一覧から、仮想ディスク[VirtIO Disk] を選択します。
[仮想ディスク]画面で、[Advanced options]の[Serial number]にシリアル番号を設定し、[適用]ボタンをクリックします。
ゲストOSを起動し、ゲストOS上で、仮想ディスクのby-idファイルが存在することを確認します。
サーバ間ミラーリングで使用するすべてのvirtioブロックデバイスに対し、by-idファイルが存在することを確認してください。
by-idファイルのファイル名に、手順5.で設定したシリアル番号が含まれることを確認してください。
# ls -l /dev/disk/by-id ... lrwxrwxrwx 1 root root 9 Apr 18 08:44 virtio-disk001 -> ../../vdg lrwxrwxrwx 1 root root 9 Apr 18 08:43 virtio-disk002 -> ../../vdh ... シリアル番号 |