各ノードのディスク装置を他ノードからiSCSIデバイスとしてアクセスできるように設定し、そのiSCSIデバイスを共用ディスク装置と同様にリソース登録し、共用クラスに登録してネットミラーグループに接続します。
オブジェクト構成は、以下の条件を満たす必要があります。
サーバ間ミラーリングの対象とするiSCSIデバイス数:16 個以下
ネットミラーグループを作成する共用クラス
クラス数:2 個以下
スコープ内ノード数:2 ノード
クラス内ディスク数:8 個以下
ネットミラー以外のタイプのグループ、シングルディスク、およびスペアディスクは、作成不可
必ず Gds リソースとしてクラスタアプリケーションに登録する
ネットミラーグループのグループ内ディスク数:2
ネットミラーボリュームのJRM属性:on
参照
各ノードのディスク装置を他ノードからiSCSIデバイスとしてアクセスできるように設定する方法については、「4.6 サーバ間ミラーリングを行うディスクの設定【4.3A40以降】【RHEL6】」を参照してください。
注意
クラスタアプリケーションの切替えの際、ネットミラーボリューム 1 個につき、数秒の時間がかかります。このため、ネットミラーボリュームの個数を少なくすることを推奨します。
ネットワーク異常により、他ノードのディスクにアクセスできなくなった場合、および、ネットワークが復旧して等価性回復コピーが実行された場合、ボリューム1個につき数秒間、ボリュームへのI/Oが保留されます。ボリュームの個数は少なくすることを推奨します。
I/Oが保留される時間はシステムによって異なりますが、目安は4~5秒です。
ネットミラーボリュームを作成した共用クラスを、Gdsリソースとしてクラスタアプリケーションに登録する前に両ノードが再起動されると、データ保護のためネットミラーボリュームに起動ロックが設定され、ネットミラーボリュームが起動できない状態になります。この状態になった場合、共用クラスをクラスタアプリケーションに登録し、クラスタアプリケーションを起動してください。