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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

2.3.8 ディスクラベル

ディスクラベルとは、ジオメトリ情報やスライス情報が格納されている、各ディスクの先頭にある領域のことです。

RHEL では、以下の 2 種類のディスクラベルが使用できます。

参考

ディスクラベルの作成や変更は、parted(8) コマンドで実行できます。

ディスクラベル形式

クラスに登録したディスクのディスクラベル形式は、以下のようになります。

ルートクラス【EFI】の場合

GPT 形式になります。

ローカルクラスおよび共用クラスの場合

1TB 以上のディスクをサポートしている環境かどうかによって異なります。

  • 1TB 以上のディスクをサポートしていない環境の場合

    MSDOS 形式になります。

  • 1TB 以上のディスクをサポートしている環境の場合【4.3A10以降】

    クラスのディスクラベル形式と同じになります。

    クラスのディスクラベル形式は、そのクラスに最初に登録するディスクのサイズとディスクラベル形式によって、以下のように決まります。

    クラスに最初に登録するディスク

    クラス内のディスク

    サイズ

    登録前のディスクラベル形式

    登録後のディスクラベル形式
    (クラスのディスクラベル形式)

    2TB未満

    ラベルなし
    MSDOS 形式

    MSDOS 形式

    GPT 形式

    GPT 形式

    2TB以上

    ラベルなし
    MSDOS 形式
    GPT 形式


    また、クラスのディスクラベル形式によって、そのクラスに登録できるディスクのサイズが決まります。

    ・ MSDOS 形式の場合:2TB 未満

    ・ GPT 形式の場合:2TB 未満または 2TB 以上(どちらでも可)


    クラスのディスクラベル形式は、sdxinfo -C -e label コマンドで表示されるクラス情報の LABEL フィールドで確認できます。

    参照

    1TB 以上のディスクをサポートしている環境については、「2.3.9 ディスクサイズ」の「1TB 以上の容量のディスク【4.3A10以降】」を参照してください。


注意

GPT ラベルのローカルクラスおよび共用クラス【4.3A10/4.3A20】

  • GPT ラベルのローカルクラスおよび共用クラスでは、以下の機能は使用できません。

    • ミラーリング

    • コンカチネーション

    • ストライピング

    • ボリュームの物理スライス属性の変更

    • GDS Snapshot

  • GPT ラベルのローカルクラスまたは共用クラスで以下の機能を使用する場合、GDSのパッチが必要です。

    • sdxconfigコマンド

      バージョン

      OS

      パッケージ名

      パッチ番号

      4.3A10

      RHEL6(Intel64)

      FJSVsdx-bas

      T005774LP-11

      4.3A20

      RHEL6(Intel64)

      FJSVsdx-bas

      T007868LP-05