グループの階層構成として可能な構成は、階層化しない場合も含めて、以下の 9 種類です。ただし、ルートクラスに作成できるグループは、階層化しないミラーグループのみです。
上位グループ ←-----------------------------------------------→ 下位グループ ミラーグループ (*1) ミラーグループ (*1) - ストライプグループ (*3) ミラーグループ (*1) - ストライプグループ( *3) - コンカチネーショングループ (*7) ミラーグループ (*1) - コンカチネーショングループ (*5) ストライプグループ (*2) ストライプグループ (*2) - コンカチネーショングループ (*6) コンカチネーショングループ (*4) コンカチネーショングループ (*4) - スイッチグループ (*9) スイッチグループ (*8)
ネットミラーグループ【4.3A40以降】【RHEL6】は階層化できません。
各階層のグループに対して実行可能な構成変更操作は、以下のとおりです。
(*1) 最上位ミラーグループ
ディスク、下位ストライプグループおよび下位コンカチネーショングループの接続と切断ができます。ただし、切断によってボリュームの構成や状態が変化する可能性がある場合は、切断はできません。
ボリュームが存在しなければ、グループ自体を削除できます。
ボリュームの作成と削除ができます。
(*2) 最上位ストライプグループ
ボリュームが存在しなければ、ディスクおよび下位コンカチネーショングループの接続と切断ができます。
ボリュームが存在しなければ、ミラーグループに接続できます。
ボリュームが存在しなければ、グループ自体を削除できます。
2 つ以上のディスクまたは下位コンカチネーショングループが接続されていれば、ボリュームの作成と削除ができます。
(*3) 下位ストライプグループ
最上位ミラーグループから切断できます。ただし、切断によってボリュームの構成や状態が変化する可能性がある場合は、切断はできません。
(*4) 最上位コンカチネーショングループ
スイッチグループが接続されていなければ、ディスクの接続ができます。
ディスクが接続されていなければ、下位スイッチグループが接続できます。
最後に接続されたディスクにボリュームの領域が存在しなければ、そのディスクを切断できます。
最後に接続された下位スイッチグループにボリュームの領域が存在しなければ、その下位スイッチグループを切断できます。
ボリュームが存在せず、かつ、下位スイッチグループが接続されていなければ、ミラーグループまたはストライプグループに接続できます。
ボリュームが存在しなければ、グループ自体の削除できます。
ボリュームの作成と削除ができます。
(*5) 最上位ミラーグループに接続されている下位コンカチネーショングループ
ディスクの接続ができます。
2 つ以上のディスクが接続されていて、最後に接続されたディスクにボリュームの領域が存在しなければ、最後に接続されたディスクを切断できます。
最上位ミラーグループから切断できます。ただし、切断によってボリュームの構成や状態が変化する可能性がある場合は、切断はできません。
(*6) 最上位ストライプグループに接続されている下位コンカチネーショングループ
2 つ以上のディスクが接続されていて、最上位グループにボリュームが存在しなければ、最後に接続されたディスクを切断できます。
(*7) 下位ストライプグループに接続されている下位コンカチネーショングループ
ありません。
(*8) 最上位スイッチグループ
ディスクの接続ができます。
ボリュームと待機ディスクが存在しなければ、運用ディスクの切断ができます。
待機ディスクの切断ができます。
ボリュームが存在しなければ、グループ自体の削除ができます。
ボリュームの作成と削除ができます。
(*9) 下位スイッチグループ
ディスクの接続ができます。
待機ディスクの切断ができます。
ボリュームの領域が存在せず、かつ、上位コンカチネーショングループに最後に接続されたスイッチグループであれば、上位コンカチネーショングループから切断できます。