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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.5
FUJITSU Software

9.3.1 GDS運用管理ビューを使用する場合

ファイルシステムが作成されていない場合は、ボリュームの削除から解除操作を行ってください。

9.3.1.1 操作の流れ

設定した構成の変更または削除を行う場合は、以下のような手順で行います。

図9.4 構成変更操作の流れ

9.3.1.2 ボリュームの削除

ボリュームを削除する手順を説明します。

  1. 業務停止

    ボリュームを使用している業務を停止します。

    ボリューム上のファイルシステムがマウントされている場合は、アンマウントします。

  2. ファイルシステムやアプリケーションの設定の削除

    ボリュームにファイルシステムが作成されている場合、/etc/fstabファイルから、ボリュームおよびファイルシステムの設定を削除します。

    /etc/fstab以外に、ボリュームを使用するファイルシステムやアプリケーションの設定が行われている場合、設定を削除します。

  3. ボリュームの停止

    共用クラスのボリュームを削除する場合、クラスのスコープに属しているすべてのノードで[操作]:[ボリューム停止]によりボリュームを停止します。

  4. ボリューム状態の確認

    削除対象のボリュームが一時切り離し中のスライスを持っている場合には、削除操作は行えません。

    一時切離し中のスライスが存在する場合には、スライスの再組込みを行います。

    ボリューム状態はメイン画面で確認できます。

    図9.5 ボリューム情報表示

  5. 一時切離しスライスの再組込み

    一時切離し中のスライスが存在する場合には、[操作]:[スライス組込み] 機能を用い、一時切離し中のスライスの再組込みを行います。

    スライス組込みの操作については、「7.7.1.2 操作手順」を参照してください。

  6. ボリュームの削除

    以下の手順でボリュームの削除を行います。

    1. 構成設定画面の表示

      メイン画面の [設定]:[ボリューム構成設定] を選択し、ボリューム構成設定画面を表示します。

    2. ボリュームの削除

      削除するボリュームを選択し、<削除> ボタンをクリックします。

      ボリュームの構成変更を繰り返す場合には、次に対象となるボリュームを選択し、上記操作を繰り返します。

      注意

      <未使用> フィールドに表示されるサイズ

      <未使用> フィールドに表示されるサイズは、1 ボリュームとして作成可能な最大サイズです。

      削除するボリュームの位置により、最大サイズが変わらない場合があるため、<未使用> フィールドに表示されるサイズが変化しないことがあります。


      図9.6 ボリュームの削除

9.3.1.3 グループの削除

グループの削除は、グループに登録されているすべてのディスク/下位グループを切断することにより、自動的に行われます。

以下に手順を示します。

  1. グループ内に存在するすべてのボリュームを削除

    ボリュームが 1 つでも存在すると、グループの削除はできません。
    9.3.1.2 ボリュームの削除」の手順に従い、グループ内に存在するすべてのボリュームを削除します。

  2. グループからディスク/下位グループを切断

    以下の手順に従い、すべてのディスク/下位グループを切断します。

    1. グループ構成設定画面の表示

      メイン画面の [設定]:[グループ構成設定] を選択し、グループ構成設定画面を表示します。

    2. 削除対象のグループの選択

      削除対象のグループをグループ構成設定画面の「グループ名」から選択します。

    3. ディスク/下位グループの切断

      [グループ構成ディスク/グループ] フィールドより切断するディスク/下位グループを選択し、<削除> ボタンをクリックします。

      図9.7 ディスク/下位グループの切断

9.3.1.4 クラスの削除

クラスの削除は、クラスに存在するすべてのディスクを削除することにより、自動的に行われます。

以下に手順を示します。

  1. クラス内に存在するすべてのグループを削除

    9.3.1.3 グループの削除」の手順に従い、クラス内に存在するすべてのグループを削除します。

  2. クラスからすべてのディスクを削除

    以下の手順に従い、すべてのディスクを削除します。

    1. クラス構成設定画面の表示

      メイン画面の [設定]:[クラス構成設定] を選択し、クラス構成設定画面を表示します。

    2. 削除対象のクラスの選択

      削除対象のクラスをクラス構成設定画面の「クラス名」から選択します。

    3. ディスクの削除

      クラス構成ディスクフィールドより削除するディスクを選択し、<削除> ボタンをクリックします。

      図9.8 ディスクの削除

注意

クラスタシステムの場合

クラスのリソースがクラスタアプリケーションに登録されている場合、クラスタアプリケーションからリソースを削除してからクラスを削除してください。クラスタアプリケーションからリソースを削除する方法は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。