システムがブートできなくなった場合などに、CD-ROM 装置 (またはネットワーク) からブートしてシステムの復旧作業を行うことがあります。
しかし、CD-ROM 装置 (またはネットワーク) からブートした場合、以下の問題があります。
ディスクとデバイス特殊ファイル (/dev/[r]dsk/cCtTdDsS) との対応関係が、ブートディスクからブートしたときとは異なる場合があるため、操作ミスを引き起こしやすい。
物理スライスのデバイス特殊ファイルへのアクセスが抑止されないため、ミラーリングしている一部のディスクのみへの書込みができてしまう。そのため、ミラーリング状態が破壊されてしまう恐れがある。
したがって、本書で指示されている場合を除いて、CD-ROM 装置 (またはネットワーク) からブートしないようにしてください。
やむを得ず本書に記載されていない手順で CD-ROM 装置 (またはネットワーク) からブートして、ファイルシステムをマウントする場合には、リードオンリーでマウントしてください。