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PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.5
FUJITSU Software

1.7 GDS I/O Monitor Option の特長

GDS I/O Monitor Option は、GDS に対して付加機能を提供する、GDS のオプションソフトウェアです。

基幹システムのデータベースなどでは、一定時間以内にトランザクション処理を完了させる必要があります。
しかし、I/O 装置では、ハードウェアや伝送路の異常が発生すると、リトライ処理やリカバリ・縮退処理が動作するため、I/O 応答が遅延することがあります。
GDS I/O Monitor Option は、ディスクの I/O 遅延による業務への影響を防ぐため、一定時間以内 (デフォルトでは 23 秒以内) での I/O 応答を保証する I/O 応答時間保証機能を提供します。

図1.46 I/O応答時間保証

注意

  • GDS I/O Monitor Option は、仮想環境 (Oracle VM、Solaris ゾーンまたは Solaris カーネルゾーンを使用しているシステム) では使用できません。

  • I/O が応答するまでの最大時間は、パラメタで設定できます。内蔵ディスクの場合は 23 秒以上、ETERNUS の場合は 33 秒以上を設定することを推奨します。詳細は、「D.7 sdxattr - オブジェクトの属性値変更」を参照してください。

参照

詳細は「第8章 I/O 応答時間保証」を参照してください。