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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

6.3 例

以下にさまざまなネットワーク構成の例と、表示例を説明します。簡略化のためチェックボックスは省略します。

1

この例では、インタコネクトを三重化して接続しているノードクラスタです。

図6.1 各ノードが3つの完全接続で構成された3ノードクラスタ

上の図に示した場合のCFトポロジテーブルは、以下の表のようになります。

表6.3 3つの完全接続のトポロジテーブル

FUJI

完全接続

Int 1

Int 2

Int 3

fuji2

hme0

hme1

hme2

fuji3

hme0

hme1

hme2

fuji4

hme0

hme1

hme2

部分接続および未接続のデバイスは存在しないため、トポロジテーブルに表示されません。

2

この例では、fuji2のhme1のイーサネット接続が切断されています。

図6.2 fuji2のhme1のイーサネット接続を切断

上の図に示した場合のトポロジテーブルは 、表のようになります。

表6.4 イーサネットが接続されていないクラスタのトポロジテーブル

FUJI

完全接続

部分接続

未接続のデバイス

Int 1

Int 2

Int 3

fuji2

hme0

hme2

なし

hme1

fuji3

hme0

hme2

hme1

fuji4

hme0

hme2

hme1

6.4”で、fuji2のhme1は未接続のデバイス列に表示されています。1つのインタコネクトにfuji2のデバイスが存在しないため、部分接続の列が表示されます。“6.3”と“6.4”ではインタコネクト番号とデバイスとの関係が変わっています。たとえば“6.3”では、すべてのhme1デバイスがInt 2上にあります。“6.4”では、ノードB、Cのhme1デバイスが部分接続Int 3にあります。この番号の変更でわかるように、トポロジテーブルのインタコネクト番号は、テーブル内で便宜上使用しているだけのものです。

3

この例では重大なネットワークまたは配線の問題により完全接続が存在しないクラスタを示します。

図6.3 完全接続が存在しないクラスタ

上の図に示した場合のトポロジテーブルは 、下の表のようになります。

表6.5 完全接続が存在しないクラスタ のトポロジテーブル

FUJI

部分接続

未接続のデバイス

Int 1

Int 2

Int 3

fuji2

hme0

なし

hme2

hme1

fuji3

なし

hme1

hme2

hme0

fuji4

hme0

hme1

なし

hme2

この表には完全接続が存在しないため、完全接続の列は省略されています。CFウィザードで構成を表示する場合、この構成は許可されません。CFウィザードを使用する場合は1つ以上の完全接続が必要になります。