既存ノードでリソースデータベースを再設定したら、次に新規ノードでリソースデータベースを設定します。
最初に新規ノードでCIP の設定を確認します。新規ノードの/etc/cip.cf に、新規ノードのCIPが設定されていること、/etc/cip.cf の内容が、既存ノードの/etc/cip.cf と同じであることを確認します。
次に、クラスタ内の既存ノードから新規ノードにCIP名でping(1M)コマンドを実行して応答を確認します。新規ノードに複数のCIP が設定されている場合、リソースデータベースは、最初に設定されているCIPのみを使用します。新規ノードに複数のCIP が設定されている場合は、最初に設定されているCIP の接続をテストしてください。
CIPの構成設定および動作に問題がないことを確認したら、以下の手順に従います。
新規ノードにシステム管理者としてログインします。
新規ノードに、リソースデータベースの構成情報ファイルを既存ノードからコピーします。このリソースデータベースの構成情報ファイルは“3.6.2 リソースデータベースを再設定する”の“2”で生成されたものです。
clsetupコマンドに-sオプションを指定して実行します。
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetup -s file
file は既存ノードからコピーしたリソースデータベースの構成情報ファイルをフルパスで指定します。リソースデータベースの構成情報ファイル名には、.tar.Z を付加した名前で指定してください。
クラスタにfuji2 を追加し、リソースデータベースの構成情報ファイルrdb.tar.Zを/mydirにコピーした場合、コマンドは次のようになります。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetup -s /mydir/rdb.tar.Z
clsetupコマンドが完了する前に新規ノードに予期しない障害が発生した場合は、clinitresetコマンドを実行します。clinitresetが完了したらノードを再起動し、障害のために中断されたclsetupコマンドを再試行します。
clsetupコマンドが完了したら、clgettreeコマンドを実行して構成が正しく設定されていることを確認します。出力結果に新規ノードが表示されていることを確認します。また、既存ノードでclgettreeを実行した場合と出力結果が同じであることを確認します。
clgettreeの出力結果にエラーが表示された場合はCIP構成を再確認します。新規ノードのCIP構成を変更する場合は、CIP構成変更後以下の手順を新規ノードで実行する必要があります。
clinitresetを実行します。
再起動します。
上記のclsetupコマンドを再実行します。