サービス情報復旧コマンドでXMLを利用するコマンドは、以下の2種類です。
fscsm_servicerecover create(サービス情報の登録)
fscsm_servicerecover modify(サービス情報の変更)
コマンドに対応したXMLファイルの形式について説明します。
XMLの要素は、下記の階層構造で指定する必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?> <services> <service> <serviceId>サービスID</serviceId> <serviceName>サービス名</serviceName> <bizSystemId>業務システムID</bizSystemId> <serviceType>VM</serviceType> <memo>メモ</memo> <instances> <instance> <instanceTypeId>インスタンスタイプ</instanceTypeId> <status>仮想マシンの状態</status> <systemdiskImage>システムディスクイメージ</systemdiskImage> <datadiskNum>追加データディスク数</datadiskNum> <datadiskType>追加ディスクタイプ</datadiskType> <deployments> <deployment type="ipv4">IPアドレス(IPv4形式)</deployment> </deployments> <parameters> <parameter key="KEY1">VALUE1</parameter> <parameter key="KEY2">VALUE2</parameter> <parameter key="KEY3">VALUE3</parameter> <parameter key=": ">: </parameter> <parameter key="KEYN">VALUEN</parameter> </parameters> </instance> </instances> </service> </services>
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?> <services> <service> <serviceId>サービスID</serviceId> <serviceName>サービス名</serviceName> <bizSystemId>業務システムID</bizSystemId> <serviceType>RDB または SLB</serviceType> <memo>メモ</memo> </service> </services>
注意
サービス(<services>、<service>)情報と、インスタンス(<instances>、<instance>)情報は、1つだけ指定可能です。すでに情報が存在する場合は追加できません。
要素の内容 | 省略可否 | 登録、変更時の指定値と書式に関する説明 | |
---|---|---|---|
登録時 | 変更時 | ||
サービスUUID | △ | ○ | 半角英数字(小文字)および"-"(ハイフォン)で構成された36文字のUUID形式の文字列を指定します。他のサービスのサービスUUIDとは重複できません。また、登録済のサービスUUIDは変更できません。 登録時に指定した場合、指定したUUIDで作成されます。 |
サービスID | ○ | ○ | 先頭は半角英字(小文字)で、半角英数字(小文字)で構成された3~15文字の文字列を指定します。他のサービスのサービスIDとは重複できません。また、登録済のサービスIDは変更できません。 |
サービス名 | ○ | ○ ※3 | 全角半角に関係なく1~64文字の文字列を指定します。 |
業務システムID | ○ | ○ | 登録されている業務システムIDを指定します。 |
サービスタイプ | ○ | ○ | 以下いずれかの値を指定してください。
変更時は、登録時と同じ値を指定してください。 |
メモ | △ | △ ※3 | 全角半角に関係なく0~1024文字の文字列を指定します。 |
インスタンスタイプ | ○ | ○ | メニュー情報(※4)からoptionType=vmを確認します。そのserviceOptionのoptionIdを指定します。 複数のoptionType=vmが定義されていた場合、サービス情報を登録、または変更したときのserviceOptionのoptionIdを指定してください。 |
仮想マシンの状態 | ○ | ○ | 以下いずれかの値を指定してください。
|
システムディスクイメージ | ○ | ○ | メニュー情報(※4)からoptionType=imageを確認します。そのserviceOptionのoptionIdを指定します。 複数のoptionType=imageが定義されていた場合、サービス情報を登録、または変更したときのserviceOptionのoptionIdを指定してください。 |
追加データディスク数 | ○ | ○ | 半角数字で、0-99999999の整数を指定します。
|
追加ディスクタイプ | △ | △ | メニュー情報(※4)からoptionType=diskを確認します。そのserviceOptionのoptionIdを指定します。 複数のoptionType=diskが定義されていた場合、サービス情報を登録、または変更したときのserviceOptionのoptionIdを指定してください。 datadiskNumの値が1以上の場合は必須です。 一度設定したdatadiskTypeは、変更できません。 |
デプロイメント情報 | ○ | ○ | クラウド上で設定されているIPv4形式のIPアドレスを指定します。 以下に一致する値を指定してください。 (0~255の整数). (0~255の整数). (0~255の整数). (0~255の整数) |
パラメーター | ○ | ○ | 詳細情報として、本製品の情報および実際のクラウドサービス・クラウド管理製品上の値を複数指定します。 設定内容の確認方法は、"5.4 インポート用XMLで指定するパラメーターの形式"を参照してください。 |
「省略可否」列の記号は以下を参照してください。
○:指定必須
△:省略可
※1:変更不可
※2:メニュー情報(※4)にoptionType=slbが指定されている場合、SLBを指定可能です。また、メニュー情報(※4)にoptionType=rdbが指定されている場合、RDBを指定可能です。
※3:いずれか1つしか変更できません。複数の要素を変更する場合、変更する要素分のインポート用XMLを作成する必要があります。
※4:メニュー情報は、fscsm_menuコマンド (サブコマンド:export)で確認してください。詳細は、"5.2.4 メニュー操作コマンド"を参照してください。