ベンダー情報は、Cloud Services Managementに契約情報を登録する際に、最初に選択するベンダーの情報です。ベンダーやクラウド管理製品との接続情報をここで管理します。
新規クラウド事業者と契約する際、またはプライベートクラウドをサービスとして登録する際に、新規登録する必要があります。
以下の格納先のファイルがベンダー情報として読み込まれます。ベンダー情報を反映するためには、コマンドの実行、またはサービスの再起動が必要です。コマンドの詳細は、"5.2.19 ベンダー定義ファイル操作コマンド"を参照してください。
%FSCSM_HOME%\conf\vendors
ポイント
製品インストール時に以下のサンプルのベンダー定義ファイルが登録されています。これらのファイルを複製し、必要部分を変更して利用してください。
"5.2.15 ベンダー定義ファイル確認コマンド"で変更したベンダー情報の書式をチェックすることができます。
ベンダー | サンプルのベンダー定義ファイル名 |
---|---|
AWS | default_aws.xml |
Azure | default_azure.xml |
ROR | default_ror.xml |
FJCS for OSS | default_k5.xml |
VMware | default_vmware.xml |
物理サーバ | default_physical.xml |
注意
運用開始後にベンダー情報を変更、削除する場合は、以下に注意してください。
ベンダー情報を変更する場合
ベンダー情報、および各optionのパラメーターは、変更ではなく新しいベンダー情報や新しいパラメーターとして追加してください。
ベンダー情報を削除する場合
契約情報に利用されているベンダー情報は削除しないでください。また、削除対象のベンダー情報を利用して作成されたサービスが存在している月度中は、利用料金計算に利用されるため、該当のベンダー情報は削除しないでください。
物理サーバのベンダー情報では、「設定項目」の「vendor」および「basicMenus/basicMenu」のみ設定できます。その他の項目および「オプションのパラメーター値」、「指定可能なその他の構成オプション」の設定はありません。
分類 | 項目 | 説明 | |
---|---|---|---|
vendor | vendorId | クラウドサービス・クラウド管理製品との接続情報を一意に管理するためのIDです。ほかのベンダー情報と異なる値を指定してください。 | |
type | ベンダー種類を指定します。Cloud Services Managementがサポートしているクラウドサービス・クラウド管理製品に対して、以下の文字列が指定可能です。 | ||
指定値 | 製品種類 | ||
aws | AWS | ||
azure | Azure | ||
ror | ROR | ||
k5 | FJCS for OSS | ||
vmware | VMware | ||
physical | 物理サーバ | ||
vendorName | クラウドサービス・クラウド管理製品との接続情報の表示名です。 | ||
basicMenus/basicMenu | - | そのメニューでサポートする基本メニューの項目名を管理できます。項目の値はメニュー登録時に定義することができます。 | |
menuId | 基本メニューを一意に管理するためのIDです。本ベンダー情報内の基本メニューで一意となる値を指定してください。 | ||
name | クラウド管理用ポータルでメニュー作成時に表示される基本メニューの名前です。 | ||
instanceOptions/serviceOption | - | サービス登録時に選択できる、構成オプション内、仮想マシンについてのオプションを管理できます。 | |
optionId | 構成オプション内、仮想マシンのオプション定義を一意に管理するためのIDです。本ベンダー情報内の構成オプション(仮想マシン情報)で一意となる値を指定してください。 | ||
name | 仮想マシンに対する構成オプションの表示名です。 | ||
parameter | サービス登録時に本オプションを選択したときに、Cloud Services Management本体やクラウドサービス・クラウド管理製品で構成オプションとして利用されるパラメーターです。 パラメーターのキーはvendor typeに応じたものを指定します。指定可能なキーは"オプションのパラメーター値"を参照してください。 | ||
defaultPrice | メニュー登録時にデフォルトで表示する、本オプションの単価です。 | ||
systemDiskImageOptions/serviceOption | - | サービス登録時に選択できる、構成オプション内、システムディスクについてのオプションを管理できます。 | |
optionId | 構成オプション内、システムディスクのオプション定義を一意に管理するためのIDです。 本ベンダー情報内の構成オプション(システムディスク情報)で一意となる値を指定してください。 | ||
obsolete | システムディスクイメージが廃止状態か使用状態かを指定するための情報です。 | ||
name | 仮想マシンに対する構成オプション(システムディスク)の表示名です。 | ||
parameter | サービス登録時に本オプションを選択したときに、Cloud Services Management本体やクラウドサービス・クラウド管理製品で構成オプションとして利用されるパラメーターです。 パラメーターのキーはvendor typeに応じたものを指定します。指定可能なキーは"オプションのパラメーター値"を参照してください。 | ||
defaultPrice | メニュー登録時にデフォルトで表示する、本オプションの単価です。 | ||
diskSize | メニュー登録時に本オプションを選択した場合、Cloud Services Management本体で仮想マシンにおけるシステムディスクのディスクサイズ(GB)として利用される値です。 クラウドサービス・クラウド管理製品で実際に配備される仮想マシンには、本値は反映されません。クラウドサービス・クラウド管理製品で、配備される仮想マシンについて、システムディスクのディスクサイズを確認し、本値に指定してください。 整数値で0~99999999の値を指定します。 | ||
dataDiskImageOptions/serviceOption | - | サービス登録時に選択できる、構成オプション内、追加データディスクについてのオプションを管理できます。 | |
optionId | 構成オプション内、追加データディスクのオプション定義を一意に管理するためのIDです。 本ベンダー情報内の構成オプション(追加データディスク情報)で一意となる値を指定してください。 | ||
name | 仮想マシンに対する構成オプション(追加データディスク)の表示名です。 | ||
parameter | サービス登録時に本オプションを選択したときに、Cloud Services Management本体やクラウドサービス・クラウド管理製品で構成オプションとして利用されるパラメーターです。 パラメーターのキーはvendor typeに応じたものを指定します。指定可能なキーは"オプションのパラメーター値"を参照してください。 | ||
defaultPrice | メニュー登録時にデフォルトで表示する、本オプションの単価です。 | ||
diskSize | メニュー登録時に本オプションを選択した場合、Cloud Services Management本体やクラウドサービス・クラウド管理製品で、仮想マシンにおけるシステムディスクのディスクサイズ(GB)として利用される値です。 整数値で0~99999999の値を指定します。 | ||
othersOptions/serviceOption | - | サービス登録時に選択できる、構成オプション内、その他のオプションを管理できます。 その他のオプションが用意されていないベンダーについては、serviceOption要素は必ず省略してください。 指定可能な値については、"指定可能なその他の構成オプション"を参照してください。 | |
optionId | 構成オプション内、その他のオプション定義を一意に管理するためのIDです。 本ベンダー情報内の構成オプション(その他の構成オプション情報)で一意となる値を指定してください。 | ||
name | 仮想マシンに対する構成オプション(その他)の表示名です。 | ||
deployParameters/deployParameter | - | 構成オプション以外の、ベンダーやクラウド管理製品に受け渡す固有のパラメーター情報を管理できます。本項目はメニュー登録時に選択することができます。 | |
id | 固有のパラメーター情報を一意に管理するためのIDです。 本ベンダー情報内の固有パラメーターで一意となる値を指定してください。 | ||
name | クラウドサービス・クラウド管理製品に渡す固有のパラメーター情報を一意に管理するための表示名です。 | ||
parameter | サービス登録時に本パラメーター定義を選択した場合、配備時にCloud Services Management本体やクラウドサービス・クラウド管理製品に利用されるパラメーター情報の値です。 パラメーターのキーはvendor typeに応じたものを指定します。指定可能なキーは"オプションのパラメーター値"を参照してください。 |
参考
各項目の指定可能な文字列について説明します。
Id(vendorId、optionIdなど)、label
半角英小文字、半角数字、ハイフン("-")、アンダースコア("_")、ピリオド(".")を32文字まで指定できます。先頭文字は半角英小文字または半角数字を指定してください。
name、vendorName
改行など制御文字を除き、全角半角に関係なく1~64文字の文字列を指定できます。
defaultPrice
11桁以内の整数部分および4桁以内の小数部分を半角数字で指定できます。
打合せ後に決定とする場合、-1または-1.0000を指定します。
注意
各項目において、依存関係が発生する場合があります。各項目の詳細については、ベンダーやクラウド管理製品の仕様を参照してください。
分類/項目 | parameter要素に指定するパラメーター | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
instanceOptions/ | INSTANCE_TYPE | ○ | 作成する仮想マシンのタイプです。有効なAmazon EC2インスタンスタイプはすべて指定できます。 |
systemDiskImageOptions | IMAGE_ID | ○ | 作成する仮想マシンのAmazon Machine Image (AMI)のIDを指定します。 AMIのIDは、AWS管理コンソールから取得してください。 例) ami-0008a301 |
OS_TYPE | ○ | IMAGE_IDで指定したイメージのOS種別に応じて、以下のいずれかを指定します。 Linuxの場合: "Linux" Windowsの場合: "Windows" | |
BLOCK_DEVICE_NAMES | ○ | 追加ブロックデバイスで追加可能な最大数のデバイス名をカンマ区切りで指定します。 以下の点に注意してください。
例) /dev/sdf,/dev/sdg,/dev/sdh | |
ADMIN_USER | ○ | 仮想マシンのOS管理者のユーザー名を指定します。 Amazon Machine Image (AMI)に設定されているユーザー名を指定してください。 | |
dataDiskImageOptions/ | BLOCK_DEVICE_SIZE | ○ | 追加ブロックデバイスのサイズを指定します(単位:GB)。 仮想マシン作成時に追加するブロックデバイスは、すべて同じサイズで設定されます。 ルートデバイスは対象外です。 例) 80 |
BLOCK_DEVICE_TYPE | ○ | 追加ブロックデバイスのデバイスタイプを指定します(AWSのボリューム名)。 仮想マシン作成時に追加するブロックデバイスは、すべて同じタイプで設定されます。 仮想マシン構成変更時には追加済のブロックデバイスと同じタイプしか指定できません。 ルートデバイスは対象外です。 例) gp2 | |
BLOCK_DEVICE_NUM | ○ | 追加ブロックデバイス数を指定します。 パラメーター値には固定文字列"[dataDiskNum]"を必ず指定してください。 クラウド管理用ポータルから、仮想マシンの作成/変更時に指定した値を、Cloud Services Managementの内部処理で設定されます。 | |
deployParameters/ | SECURITY_GROUP_NAMES | 作成済のセキュリティグループ名を指定します。 セキュリティグループは、カンマ区切りで複数指定できます。 | |
SUBNET_ID | EC2インスタンスを作成するサブネットのIDを指定します。 AVAILABILITY_ZONEを指定した場合、本パラメーターを指定できません。 省略時には以下のように動作します。 AVAILABILITY_ZONEが指定されていた場合、AVAILABILITY_ZONEのデフォルトのサブネットが設定されます。 AVAILABILITY_ZONEが指定されていない場合、デフォルトVPCのデフォルトのサブネットが設定されます。 | ||
REGION | ○ | EC2インスタンスを保有するデータセンターがあるリージョンです。EC2として有効なリージョンはすべて指定できます。 | |
AVAILABILITY_ZONE | インスタンスを作成するアベイラビリティゾーンを指定します。 省略した場合、インスタンスを作成するサブネットでの設定に従います。 SUBNET_IDを指定した場合は、指定できません。 |
分類/項目 | parameter要素に指定するパラメーター | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
instanceOptions/ | INSTANCE_TYPE | ○ | 作成する仮想マシンのタイプを指定します(Azureのサイズ)。 例) Basic_A0 |
systemDiskImageOptions | IMAGE_ID | イメージIDを指定します。 IMAGE_SKU,PUBLISHER,VERSION,OFFERを省略する場合は必須です。 例) /subscriptions/<subscription-id>/resourceGroups/<resourceGroup-name>/providers/Microsoft.Compute/images/<existing-image-name> | |
IMAGE_SKU | イメージのSKU名を指定します。 IMAGE_IDを省略する場合は必須です。 例) 14.04.5-LTS | ||
IMAGE_PUBLISHER | イメージのPUBLISHERを指定します。 IMAGE_IDを省略する場合は必須です。 例) Canonical | ||
IMAGE_VERSION | イメージのVERSIONを指定します。 IMAGE_IDを省略する場合は必須です。 例) latest | ||
IMAGE_OFFER | イメージのOFFERを指定します。 IMAGE_IDを省略する場合は必須です。 例) UbuntuServer | ||
OS_TYPE | ○ | IMAGE_IDもしくはIMAGE_OFFERで指定したイメージのOS種別に応じて、以下のいずれかを指定します。 Linuxの場合: "Linux" Windowsの場合: "Windows" | |
STORAGE_ACCOUNT_TYPE | システムディスクの管理ディスクタイプを指定します。 例:Premium_LRS 省略した場合はAzureのデフォルト値になります。 | ||
ADMIN_USER | ○ | 作成する仮想マシンにログインするユーザー名を指定してください。 例) UbuntuServer | |
ADMIN_PASS | ○ | 作成する仮想マシンにログインするユーザーに対するパスワードを指定してください。 | |
dataDiskImageOptions/ | BLOCK_DEVICE_SIZE | ○ | 追加ブロックデバイスのサイズを指定します(単位:GB)。 仮想マシン作成時に追加するブロックデバイスは、すべて同じサイズで設定されます。 ルートデバイスは対象外です。 例) 80 |
BLOCK_DEVICE_ACCOUNT_TYPE | 追加ブロックデバイスの管理ディスクタイプを指定します。 例)Standard_LRS 省略した場合はAzureのデフォルト値になります。 | ||
BLOCK_DEVICE_TYPE | ○ | 追加ブロックデバイスのデバイスタイプを指定します(Azureのディスクキャッシュポリシー)。 例)ReadWrite | |
BLOCK_DEVICE_NUM | ○ | 追加ブロックデバイス数を指定します。 パラメーター値には固定文字列"[dataDiskNum]"を必ず指定してください。 クラウド管理用ポータルから、仮想マシンの作成/変更時に指定した値を、Cloud Services Managementの内部処理で設定されます。 | |
deployParameters/ | SUBSCRIPTION_ID | ○ | AzureサブスクリプションIDを指定してください。 例) 11111111-2222-3333-4444-555555555555 |
RESOURCE_GROUP_NAME | ○ | Azure管理ポータルで作成済みのリソースグループ名を指定してください。 例)resource1 | |
LOCATION | ○ | 配備先のリージョン名を指定してください。 例) japaneast | |
AVAILABILITY_SET_ID | Azure管理ポータルで作成済みの可用性セット名のリソースIDを指定してください。 例)/subscriptions/<subscription-id>/resourceGroups/<resourceGroup-name>/providers/Microsoft.Compute/availabilitySets/<existing-availability-set-name> | ||
SUBNET_ID | ○ | Azure管理ポータルで作成済のサブネットIDを指定してください。 例) /subscriptions/<subscription-id>/resourceGroups/<resourceGroup-name>/providers/Microsoft.Network/virtualNetworks/<myvnet>/subnets/default | |
SG_ID | ○ | Azure管理ポータルで作成済みのセキュリティグループのリソースIDを指定してください。 例) /subscriptions/<subscription-id>/resourceGroups/<resourceGroup-name>/providers/Microsoft.Network/networkSecurityGroups/<securityGroup-name> |
分類/項目 | parameter要素に指定するパラメーター | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
instanceOptions/ | COUNT_CPU | CPU数を指定します。 指定しない場合、VSERVER_TYPEのデフォルト値が設定されます。 | |
PROCESSORSPEED | CPU性能を指定します(単位:GHz)。 小数第1位まで指定できます。 指定しない場合、VSERVER_TYPEのデフォルト値が設定されます。 VSERVER_TYPEに設定されているCPU予約性能(CPUReserve)値以上の値を指定する必要があります。CPU予約性能(CPUReserve)値の詳細については、RORのマニュアルを参照してください。 | ||
MEMORYSIZE | メモリサイズを指定します(単位:GB)。 小数第1位まで指定できます。 指定しない場合、VSERVER_TYPEのデフォルト値が設定されます。 VSERVER_TYPEに設定されているメモリ予約容量(MemoryReserve)値以上の値を指定する必要があります。メモリ予約容量(MemoryReserve)値の詳細については、RORのマニュアルを参照してください。 | ||
systemDiskImageOptions | SYSTEM_TEMPLATE_ID | ○ | L-PlatformテンプレートのIDを指定します。 業務システム内にサービスが存在しない場合、本テンプレートIDを利用してL-Platformを作成します。 |
DISKIMG_ID | ○ | L-Platform内に追加する仮想マシンの、イメージ情報のリソースID(ディスク)を指定します。 RORが連携するサーバ仮想化ソフトウェアによっては、仮想マシンサービスの操作が制限される場合があります。詳細については、RORのマニュアルを参照してください。 | |
NETWORK_ID | ○ | L-Platform内に追加する仮想マシンに使用するセグメントのネットワークIDを指定します。 | |
VSERVER_TYPE | ○ | L-Platform内に追加する仮想マシンのサーバタイプを示す文字列を指定します。この文字列は、RORで利用できるサーバタイプの必要があります。 例) sample_small | |
OS_TYPE | ○ | DISKIMG_IDで指定したイメージのOS種別に応じて、以下のいずれかを指定します。 Linuxの場合: "Linux" Windowsの場合: "Windows" | |
ADMIN_USER | ○ | 仮想マシンのOS管理者のユーザー名を指定します。使用するイメージIDに合わせて指定する必要があります。 | |
dataDiskImageOptions/ | BLOCK_DEVICE_SIZE | ○ | 追加ブロックデバイスのサイズを指定します(単位:GB)。 仮想マシン作成時に追加するブロックデバイスは、すべて同じサイズで設定されます。 ルートデバイスは対象外です。 例) 80 |
BLOCK_DEVICE_NUM | ○ | 追加ブロックデバイス数を指定します。 パラメーター値には固定文字列"[dataDiskNum]"を必ず指定してください。 クラウド管理用ポータルから、仮想マシンの作成/変更時に指定した値を、Cloud Services Managementの内部処理で設定されます。 | |
deployParameters/ | VM_POOL | ○ | 新規仮想マシンを作成する際に利用するRORのVMプールを指定します。 |
STORAGE_POOL | ○ | 新規仮想マシンを作成する際に利用するRORのストレージプールを指定します。 |
分類/項目 | parameter要素に指定するパラメーター | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
instanceOptions/ | FLAVOR_ID | ○ | 仮想マシンのスペックを示すフレーバーIDを指定します。フレーバーIDは、FJCS for OSS APIを実行して取得してください。 例) 1101 |
systemDiskImageOptions | DISKIMG_ID | ○ | 仮想マシンの作成に使用するイメージIDを指定します。FJCS for OSSの公開イメージIDは、FJCS for OSS管理コンソールから取得してください。 |
OS_TYPE | ○ | DISKIMG_IDで指定したイメージのOS種別に応じて、以下のいずれかを指定します。 Linuxの場合: "Linux" Windowsの場合: "Windows" | |
VOL_SIZE | ○ | 仮想マシンのルートデバイスのサイズを指定します(単位:GB)。 | |
ADMIN_USER | ○ | 仮想マシンのOS管理者のユーザー名を指定します。本パラメーターで指定されたユーザー名は、仮想マシンの配備完了時に、業務システム提供部門にメールで通知されます。 使用するイメージIDに合わせて指定する必要があります。 | |
ADMIN_PASS | ○ ※1 | 仮想マシンのOS管理者の初期パスワードを正規表現で指定します(詳細は、表下の注意を参照)。 自動生成されたパスワードは、仮想マシンの配備完了時に、業務システム提供部門にメールで通知されます。 例) [A-Z]{3}[a-z]{3}[0-9]{3}(#|!|\?){2} 上記例の正規表現により生成されるパスワードは、以下のとおりです。 生成されるパスワード例) ABCxyz123#! | |
DEDICATED_INSTANCE | 仮想マシンを専有インスタンス(専有仮想マシン)として配備するかどうかを指定します。専有インスタンスとして配備する場合はtrue、専有インスタンスとして配備しない場合にはfalseを指定してください。 パラメーターを省略した場合のデフォルトは、falseです。 | ||
AUTO_FAILOVER | 仮想マシンのオートフェイルオーバを有効にするかどうかを指定します。有効にする場合はtrue、有効にしない場合は、falseを指定してください。パラメーターを省力した場合、FJCS for OSSのデフォルト設定に従います。 | ||
dataDiskImageOptions/ | BLOCK_DEVICE_SIZE | ○ | 追加ブロックデバイスのサイズを指定します(単位:GB)。 仮想マシン作成時に追加するブロックデバイスは、すべて同じサイズで設定されます。 ルートデバイスは対象外です。 例) 80 |
BLOCK_DEVICE_TYPE | ○ | 追加ブロックデバイスのデバイスタイプを指定します(FJCS for OSSのブロックストレージのタイプ)。 仮想マシン作成時に追加するブロックデバイスは、すべて同じタイプで設定されます。 仮想マシン構成変更時には追加済のブロックデバイスと同じタイプしか指定できません。 ルートデバイスは対象外です。 例) F1 | |
BLOCK_DEVICE_NUM | ○ | 追加ブロックデバイス数を指定します。 パラメーター値には固定文字列"[dataDiskNum]"を必ず指定してください。 クラウド管理用ポータルから、仮想マシンの作成/変更時に指定した値を、Cloud Services Managementの内部処理で設定されます。 | |
deployParameters/ | AVAILABILITY_ZONE | インスタンスを作成するアベイラビリティゾーンを指定します。指定しない場合、FJCS for OSS側でアベイラビリティゾーンが設定されます。 例) jp-east-1a | |
PROJECT_INFO | ○ | 仮想マシンの配備に使用するFJCS for OSSプロジェクト名、FJCS for OSSプロジェクトで作成したネットワークID、セキュリティグループ名のリストをカンマ区切りで指定します。 例) <FJCS for OSSプロジェクト名1>,<ネットワークID1>,<セキュリティグループ名1>, <FJCS for OSSプロジェクト名2>,<ネットワークID2>,<セキュリティグループ名2> | |
PROJECT_MAX_VM | ○ | 1つのFJCS for OSSプロジェクトに配備可能な仮想マシンの最大数を指定します。 PROJECT_INFOで指定されたすべてのFJCS for OSSプロジェクトに適用されます。 | |
REGION_URL | リージョンのエンドポイントを指定します。 以下の形式で指定します。 https://identity.<リージョン識別子>.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens 指定しない場合、セットアップで指定したエンドポイント(IAAS_K5_AUTH_URL)の値が設定されます。 例) https://identity.jp-east-1.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens | ||
REGION_USER | リージョンに接続するためのユーザー名を指定します。 指定しない場合、セットアップで指定したユーザー名(IAAS_K5_USER)の値が設定されます。 | ||
REGION_SSL_PROTOCOL | リージョンに接続するための暗号プロトコルです。 指定しない場合、セットアップで指定したプロトコル(IAAS_K5_SSL_PROTOCOL)の値が設定されます。 FJCS for OSSは、TLSv1.2のみサポートしています。 例) TLSv1.2 | ||
DOMAIN | 接続先のFJCS for OSSドメインを指定します。指定しない場合、セットアップで指定したIAAS_K5_DOMAINのFJCS for OSSドメインが接続先になります。 |
※1:Windowsの場合のみ指定してください。Linuxの場合、本パラメーターを指定しても無効になります。
注意
ADMIN_PASSに指定する正規表現は、以下の条件で指定してください。
正規表現は、以下のメタ文字のみを利用してください。
( ) - | { } [ ]
半角文字のみ指定してください(ただし、"\"は指定できません)。
正規表現により生成されるパスワードに以下の文字を含める場合、正規表現内の文字の前に"¥"を付加してください。
" # & ( ) * + . < ? @ [ ] { } | ~ - ^
正規表現により生成されるパスワードは、1~127文字の長さとしてください。
Windows OSのパスワードポリシーに準拠するように正規表現を指定してください。パスワードポリシーに準拠しない場合、仮想マシンは正常に作成されますが、正規表現により生成されたパスワードで仮想マシンにログインできません。
分類/項目 | parameter要素に指定するパラメーター | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
instanceOptions/ | NUMBER_OF_CPU | ○ | CPU数を指定します。 |
AMOUNT_OF_RAM | ○ | メモリサイズを指定します(単位:GB)。 | |
systemDiskImageOptions | IMAGE_NAME | ○ | 新しいインスタンスをクローニングするためのVMwareテンプレート名を指定します。 例: centos6x64tpl |
DISK_SIZE | ○ | システムディスクサイズを指定します(単位:GB)。仮想デバイスを1つだけサポートします。複数指定しても、最初の1つだけが設定されます。 | |
OS_TYPE | ○ | IMAGE_NAMEで指定したイメージのOS種別に応じて、以下のいずれかを指定します。 Linuxの場合: "Linux" Windowsの場合: "Windows" | |
ADMIN_USER | ○ | 仮想マシンのOS管理者のユーザー名を指定します。 VMwareテンプレートに設定されているユーザー名を指定してください。 | |
ADMIN_PASS | ○ | 仮想マシンのOS管理者のパスワードを指定します。 Windowsの場合、本パラメーターで指定したパスワードが設定されます。 Linuxの場合、テンプレート内のOSに指定されているパスワードを指定してください。 | |
dataDiskImageOptions/ | BLOCK_DEVICE_SIZE | ○ | 追加ブロックデバイスのサイズを指定します(単位:GB)。 仮想マシン作成時に追加するブロックデバイスは、すべて同じサイズで設定されます。 ルートデバイスは対象外です。 例) 40 |
BLOCK_DEVICE_NUM | ○ | 追加ブロックデバイス数を指定します。 パラメーター値には固定文字列"[dataDiskNum]"を必ず指定してください。 クラウド管理用ポータルから、仮想マシンの作成/変更時に指定した値を、Cloud Services Managementの内部処理で設定されます。 | |
deployParameters/ | TARGET_DATACENTER | ○ | データセンター名を指定します。 ※vCenter Serverの情報は、VMwareセットアップコマンドで指定します。 |
TARGET_CLUSTER | クラスタ名を指定します。 TARGET_STORAGEを指定しない場合、本パラメーターは必ず設定してください。 TARGET_STORAGEを指定した場合は、本パラメーターの設定値は無効になります。 | ||
TARGET_HOST | ○ | 仮想マシンを作成するホスト名を指定します。 クラスタを指定した場合、クラスタ配下のホストを指定してください。 クラスタを指定しない場合、データセンター配下のホストを指定してください。 | |
TARGET_STORAGE | データストア名を指定します。 指定しない場合、ホストに定義されているデータストアからクラウド側で自動的に設定されます。 TARGET_CLUSTERを指定しない場合、本パラメーターは必ず設定してください。 | ||
TARGET_FOLDER | 仮想マシンを作成するフォルダー名を指定します。指定しない場合、テンプレートが配置されているフォルダーに仮想マシンが配置されます。 フォルダーは、1階層だけ指定できます。 |
指定可能なオプション | option_id属性の属性値 |
---|---|
SLBの利用の有無 | "slb" |
RDBの利用の有無 | "rdb" |
スナップショットの利用有無 | "snapshot" |
利用可能なその他の構成オプションはありません。
利用可能なその他の構成オプションはありません。
利用可能なその他の構成オプションはありません。
指定可能なオプション | option_id属性の属性値 |
---|---|
スナップショットの利用有無 | "snapshot" |
参照
各項目の指定例については、サンプルのベンダー定義ファイルを参照してください。