複写元システムでは、RERUNログを継続して取得するためにRLCファイルを循環して再利用します。これをRLCの循環使用と呼びます。
複写元システムのRLCファイルには以下の状態があります。
空き状態
RLCファイルが未使用の状態、または退避済の状態です。
使用中状態
RLCファイルにRERUNログの書き込みを行っている状態です。
満杯状態
RLCファイルにRERUNログが満杯になった状態です。
強制交替を行ったRLCファイルも満杯状態になります。
RLCを循環使用するには、満杯となったRLCファイルの退避を行う必要があります。退避を行うことで、満杯となったRLCファイルが空きの状態になり、再利用が可能になります。
また、退避したファイルはRLC退避ファイルと呼び、退避運用を行うために必要です。
以下に複写元システムのRLCの循環使用とRLCの状態について示します。
図A.4 RLCの循環使用
注意
RLCファイルの空き状態への遷移は、複写元システムと複写先システムで別々の操作が必要です。