複写先システムを活用する運用には、以下の3つの運用があります。
保守運用
参照系業務の運用
静態データベース作成運用
定常時のセンタ切り替えを利用した運用方法です。システムの計画切り替えなどの運用を行う場合に利用します。
以下に保守運用について説明します。
図2.18 保守運用の概要
保守運用で行う操作には以下があります。
運用の停止操作
運用中の利用者業務や定常運用の停止操作を行います。
RLPのオフライン
RLPをオフラインにします。
RLPのオンライン
RLPをオンラインにします。
複写元システムの運用操作
複写元システムでは、複写先システムとしてオンライン操作を行い、運用を開始します。
複写先システムの運用操作
複写先システムでは、複写元システムとしてオンライン操作を行い、運用を開始します。
参照
本章では保守運用の概要について説明しています。保守運用の詳細については、“Active DB Guard 運用ガイド”を参照してください。
複写先システムのデータベースを利用し、参照系業務を実行する運用です。参照系業務は、複写先システムの運用中は常に実行可能です。
以下に参照系業務の運用について説明します。
図2.19 参照系業務の運用の概要
参照系業務の運用は、複写先システムのRERUNログの抽出、反映の運用と並行して実施します。
参照
本章では参照系業務の運用の概要について説明しています。参照系業務の運用の詳細については、“Active DB Guard 運用ガイド”を参照してください。
利用者の任意のタイミングでデータベースの静止状態を作成し、参照系のバッチ業務などを行う場合に利用します。
静態データベース作成運用について説明します。
図2.20 静態データベース作成運用の概要
静態データベース作成運用で行う操作には以下があります。
利用者業務の停止
バッチ業務の実施にあわせ利用者の任意のタイミングで利用者業務を停止します。
RLCの強制交替
停止のタイミングでRERUNログを反映するために使用中RLCを強制交替します。
利用者業務の再開
RLC交替を終了したら利用者業務を開始し、定常運用を再開します。
RERUNログの抽出
強制交替したRLCのRERUNログを抽出します。
RERUNログの反映
抽出したRERUNログを反映します。
RERUNログの反映の停止
バッチ業務の実施にあわせRERUNログの反映を停止します。
バッチ業務の実行
参照したデータを利用して、用途にあわせた処理を実施します。
RERUNログの反映の再開
バッチ業務が終了した時点でRERUNログの反映を開始し、定常運用を再開します。
参照
本章では静態データベース作成運用の概要について説明しています。静態データベース作成運用の詳細については、“Active DB Guard 運用ガイド”を参照してください。