退避運用は、RLC退避ファイルを利用し、RERUNログの抽出、反映を行う運用です。リモートコピー環境のネットワークの回線異常時など、RLCからRERUNログの抽出ができない場合には、退避運用を行います。
以下に退避運用の操作手順を示します。
図2.21 退避運用の概要
保守運用で行う操作には以下があります。
RLCの退避
定常運用時と同じ操作を行います。
RLC退避ファイルの転送
複写元システムで退避したRLC退避ファイルを複写先システムに転送します。
RERUNログの抽出
RLC退避ファイルからRERUNログを抽出します。
RERUNログの反映
抽出したRERUNログを反映します。
RLC退避ファイルの削除
両システムで、複写先システムのRERUNログの抽出が完了した以降のタイミングで抽出を完了したRLC退避ファイルを削除します。
参照
本章では退避運用の概要について説明しています。退避運用の詳細については、“Active DB Guard 運用ガイド”を参照してください。