ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド
FUJITSU Software

3.2.2 連携サーバのセットアップ

連携サーバにインストールしたエージェントのセットアップ手順について説明します。

ポイント

  • エージェントのセットアップが完了し、CMDBマネージャが存在を認識しているエージェントの一覧は、CMDBマネージャのmdradminコマンド(“-l”オプション)で表示することができます。mdradminコマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“mdradmin(エージェント管理コマンド)”を参照してください。

  • Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバがクラスタ環境で構築されている場合は、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバにインストールされているエージェントのセットアップ方法が異なります。セットアップ手順については、“Systemwalker Runbook Automation クラスタ適用ガイド”を参照してください。

実行に必要な権限

【Windows】

Administrator権限が必要です。管理者として実行する必要があります。

【Linux】

システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。

3.2.2.1 設定手順(Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集する場合)

サービスの実行権限の変更【Windows】

連携するSystemwalker Centric Managerが“V13.2.0以前”の場合は、エージェントのサービスの実行権限を、管理者権限を持つユーザーまたはSystemwalker Centric Managerのアカウントに変更します。“V13.3.0以降”の場合は、変更は不要です。

  1. 以下のコマンドを実行してSystemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。

    [Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_stop

  2. Windowsの[サービス]画面を起動します。

  3. “FUJITSU PCMI(isje6-STFRBAFJJAVAEE)”サービスのプロパティを開きます。

  4. プロパティ画面の[ログオン]タブで、[アカウント]を選択し、以下のアカウントを設定します。

    • Systemwalker管理者アカウント、または、管理者権限を持つユーザーのアカウント

セットアップコマンドの実行

【Windows】

  1. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。

    [Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_stop

  2. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    [Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_CENTINV
    [Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_CENTREP

    注意

    Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集するエージェント(AGT_CENTINV)のセットアップは、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバにおいて、資源配付機能をインストールし、インベントリデータベースが構築されている環境で実行してください。インベントリデータベースが構築されていない場合は、AGT_CENTINVのセットアップは不要です。

  3. 構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。

    セットアップされたエージェントは、デフォルトではそれぞれ毎日以下の時刻に情報収集を行います。

    • AGT_CENTREP(Systemwalker Centric Managerのノード情報を収集するエージェント)

      午前2時
    • AGT_CENTINV(Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集するエージェント)

      午前3時

    “Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。

    なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。

    AGT_CENTREP 0 2 * * *
    AGT_CENTINV 0 3 * * *
  4. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを起動します。

    [Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_start

  5. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerから情報を収集してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。

    [Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q

    ポイント

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。

    • FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'

    • FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'

【Linux】

  1. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。

    /opt/FJSVswrbaa/bin/swrba_stop

  2. 以下の環境設定コマンドを実行します。

    /opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_CENTINV
    /opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_CENTREP

  3. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを起動します。

    /opt/FJSVswrbaa/bin/swrba_start

  4. 構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。

    セットアップされたエージェントは、デフォルトではそれぞれ毎日以下の時刻に情報収集を行います。

    • AGT_CENTREP(Systemwalker Centric Managerのノード情報を収集するエージェント)

      午前2時
    • AGT_CENTINV(Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集するエージェント)

      午前3時

    “Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。

    なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。

    AGT_CENTREP 0 2 * * *
    AGT_CENTINV 0 3 * * *
  5. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerから情報を収集してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。

    /opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q

    ポイント

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。

3.2.2.2 設定手順(運用操作部品を利用する場合)

管理サーバから連携サーバに対して操作を行う場合は、システム構成や使用する運用操作部品に合わせて、通信の設定を行ってください。

SSHを利用する場合

SSH通信を使用する運用操作部品を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。

  1. ファイアウォールの設定

    設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。

  2. SSH通信の設定

    設定方法の詳細は、“3.3.2 SSH通信の設定”を参照してください。

ファイル転送基盤を利用する場合

ファイル転送基盤を使用する運用操作部品を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。

Windows PowerShellを利用する場合

Windows PowerShell通信を使用する運用操作部品を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。

Telnetを利用する場合

Telnet通信を使用する運用操作部品「任意のコマンドを実行」および「複数のコマンドを実行」を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。

RSHおよびREXECを利用する場合

RSHおよびREXEC通信を使用する運用操作部品「任意のコマンドを実行」を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。

  1. ファイアウォールの設定

    設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。

  2. RSHおよびREXEC通信の設定

    設定方法の詳細は、“3.3.5 RSHおよびREXEC通信の設定”を参照してください。

FTPを利用する場合

FTP通信を使用する運用操作部品「ファイルを転送」を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。