連携サーバにインストールしたエージェントのセットアップ手順について説明します。
ポイント
エージェントのセットアップが完了し、CMDBマネージャが存在を認識しているエージェントの一覧は、CMDBマネージャのmdradminコマンド(“-l”オプション)で表示することができます。mdradminコマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“mdradmin(エージェント管理コマンド)”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバがクラスタ環境で構築されている場合は、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバにインストールされているエージェントのセットアップ方法が異なります。セットアップ手順については、“Systemwalker Runbook Automation クラスタ適用ガイド”を参照してください。
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。管理者として実行する必要があります。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。
サービスの実行権限の変更【Windows】
連携するSystemwalker Centric Managerが“V13.2.0以前”の場合は、エージェントのサービスの実行権限を、管理者権限を持つユーザーまたはSystemwalker Centric Managerのアカウントに変更します。“V13.3.0以降”の場合は、変更は不要です。
以下のコマンドを実行してSystemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。
[Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_stop |
Windowsの[サービス]画面を起動します。
“FUJITSU PCMI(isje6-STFRBAFJJAVAEE)”サービスのプロパティを開きます。
プロパティ画面の[ログオン]タブで、[アカウント]を選択し、以下のアカウントを設定します。
Systemwalker管理者アカウント、または、管理者権限を持つユーザーのアカウント
セットアップコマンドの実行
【Windows】
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。
[Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_stop |
以下の環境設定コマンドを実行します。
[Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_CENTINV |
注意
Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集するエージェント(AGT_CENTINV)のセットアップは、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバにおいて、資源配付機能をインストールし、インベントリデータベースが構築されている環境で実行してください。インベントリデータベースが構築されていない場合は、AGT_CENTINVのセットアップは不要です。
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトではそれぞれ毎日以下の時刻に情報収集を行います。
AGT_CENTREP(Systemwalker Centric Managerのノード情報を収集するエージェント)
午前2時
AGT_CENTINV(Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集するエージェント)
午前3時
“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。
AGT_CENTREP 0 2 * * * AGT_CENTINV 0 3 * * *
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを起動します。
[Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_start |
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerから情報を収集してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。
[Systemwalker Runbook Automation エージェントのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q |
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'
【Linux】
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。
/opt/FJSVswrbaa/bin/swrba_stop |
以下の環境設定コマンドを実行します。
/opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_CENTINV |
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを起動します。
/opt/FJSVswrbaa/bin/swrba_start |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトではそれぞれ毎日以下の時刻に情報収集を行います。
AGT_CENTREP(Systemwalker Centric Managerのノード情報を収集するエージェント)
午前2時
AGT_CENTINV(Systemwalker Centric Managerのインベントリ情報を収集するエージェント)
午前3時
“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。
AGT_CENTREP 0 2 * * * AGT_CENTINV 0 3 * * *
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerから情報を収集してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。
/opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q |
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。
管理サーバから連携サーバに対して操作を行う場合は、システム構成や使用する運用操作部品に合わせて、通信の設定を行ってください。
SSH通信を使用する運用操作部品を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。
ファイアウォールの設定
設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。
SSH通信の設定
設定方法の詳細は、“3.3.2 SSH通信の設定”を参照してください。
ファイル転送基盤を使用する運用操作部品を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。
ファイアウォールの設定
設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。
Windows PowerShell通信を使用する運用操作部品を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。
Windows PowerShell通信の設定
設定方法の詳細は、“3.3.3 Windows PowerShell通信の設定”を参照してください。
Telnet通信を使用する運用操作部品「任意のコマンドを実行」および「複数のコマンドを実行」を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。
Telnet通信の設定
設定方法の詳細は、“3.3.4 Telnet通信の設定”を参照してください。
RSHおよびREXEC通信を使用する運用操作部品「任意のコマンドを実行」を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。
ファイアウォールの設定
設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。
RSHおよびREXEC通信の設定
設定方法の詳細は、“3.3.5 RSHおよびREXEC通信の設定”を参照してください。
FTP通信を使用する運用操作部品「ファイルを転送」を利用する場合は、連携サーバで以下を設定してください。
ファイアウォールの設定
設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。