中継サーバから業務サーバの構成情報を自動収集するエージェントのセットアップ手順について説明します。
ポイント
エージェントのセットアップが完了し、CMDBマネージャが存在を認識しているエージェントの一覧は、CMDBマネージャのmdradminコマンド(“-l”オプション)で表示することができます。mdradminコマンドについては、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“mdradmin(エージェント管理コマンド)”を参照してください。
中継サーバがクラスタ環境で運用されている場合のエージェントのセットアップ手順は、すべてシングル環境と同様です。クラスタを構成する現用および待機ノードそれぞれに、シングル環境と同様の手順でエージェントを導入してください。
IPv6アドレスを持つノードを検出する場合は、ネットワーク設定で、参照するDNSサーバを指定してください。また、DNSサーバで、中継サーバのIPv6アドレスからドメイン名に変換できるように逆引き設定を実施し、検出するノードのIPv6アドレスをDNSサーバに登録してください。
なお、DNSサーバへ登録する中継サーバのホスト名は、hostnameやuname -nコマンドで確認できるホスト名と同一にしてください。
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。管理者として実行する必要があります。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。
【Windows】
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。
[Systemwalker Runbook Automation 中継サーバのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_stop |
ITリソース情報収集定義ファイルを修正します。
中継サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、ITリソース情報収集定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.1.6.1.1 ITリソース情報収集定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
[Systemwalker Runbook Automation 中継サーバのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_INV |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。
午前4時30分
“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。
AGT_INV 30 4 * * *
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを起動します。
[Systemwalker Runbook Automation 中継サーバのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_start |
以下のコマンドを実行してITリソース情報の自動収集を実施してください。本操作により、ネットワークに接続されたノードが自動検出され、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。
[Systemwalker Runbook Automation 中継サーバのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q type=AGT_INV |
業務サーバの認証情報を登録します。
SSH通信を使用してITリソース情報を収集する場合は、SSHで接続するための認証情報をCMDBに登録する必要があります。
“3.1.6.1.2 SSH通信での認証情報の登録”を参照し登録してください。
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'
【Linux】
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。
/opt/FJSVswrbaa/bin/swrba_stop |
ITリソース情報収集ファイルを修正します。
中継サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、ITリソース情報収集ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.1.6.1.1 ITリソース情報収集定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
/opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_INV |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。
午前4時30分
“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。
AGT_INV 30 4 * * *
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを起動します。
/opt/FJSVswrbaa/bin/swrba_start |
以下のコマンドを実行してITリソース情報の自動収集を実施してください。本操作により、ネットワークに接続されたノードが自動検出され、収集された情報がCMDBマネージャに登録されます。
/opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q type=AGT_INV |
業務サーバの認証情報を登録します。
SSH通信を使用してITリソース情報を収集する場合は、SSHで接続するための認証情報をCMDBに登録する必要があります。
“3.1.6.1.2 SSH通信での認証情報の登録”を参照し登録してください。
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10004] Update check processing has started. 'Agent service name'
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10005] Update check processing has completed. 'Agent service name'
【Windows】
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。
[Systemwalker Runbook Automation 中継サーバのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_stop |
エージェント連携定義ファイルを修正します。
中継サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、エージェント連携定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.1.6.2.1 エージェント連携定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
[Systemwalker Runbook Automation 中継サーバのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbsetupenv.bat -k AGT_ADSC |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。
午前4時45分
“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。
AGT_ADSC 45 4 * * *
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを起動します。
[Systemwalker Runbook Automation 中継サーバのインストール先]\SWRBAA\bin\swrba_start |
以下のコマンドを実行して、CMDBで管理している実態レコードの更新を実施してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。
[Systemwalker Runbook Automation 中継サーバのインストール先]\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q type=AGT_ADSC |
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、イベントログに出力される以下のメッセージで確認してください。
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10004] 更新チェック処理を開始します。'エージェント種別'
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10005] 更新チェック処理を完了しました。'エージェント種別'
【Linux】
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを停止します。
/opt/FJSVswrbaa/bin/swrba_stop |
エージェント連携定義ファイルを修正します。
中継サーバが所属するサブネット以外からノード検出する場合は、エージェント連携定義ファイルを編集します。編集方法の詳細については、“3.1.6.2.1 エージェント連携定義ファイルの修正方法”を参照してください。
以下の環境設定コマンドを実行します。
/opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbsetupenv.sh -k AGT_ADSC |
構成情報収集スケジュール定義ファイルを修正します。
セットアップされたエージェントは、デフォルトでは毎日以下の時刻に情報収集を行います。
午前4時45分
“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“構成情報収集スケジュール定義ファイル”を参照して、収集スケジュールを任意の日時に変更してください。
なお、定期的に自動収集する必要がない場合は、“構成情報収集スケジュール定義ファイル”の以下の行の先頭に“#”を追加して、コメントにしてください。
AGT_ADSC 45 4 * * *
以下のコマンドを実行して、Systemwalker Runbook Automationエージェントを起動します。
/opt/FJSVswrbaa/bin/swrba_start |
以下のコマンドを実行して、CMDBで管理している実態レコードの更新を実施してください。本操作により、収集された情報がCMDBマネージャに登録され、エージェントの存在を認識します。
/opt/FJSVswrbaa/CMDB/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q type=AGT_ADSC |
ポイント
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10004] Update check processing has started. 'Agent service name'
FCMDB_SW/RB-A: INFO: [10005] Update check processing has completed. 'Agent service name'
管理サーバから中継サーバに対して操作を行う場合は、システム構成や使用する運用操作部品に合わせて、通信の設定を行ってください。
SSH通信を使用する運用操作部品を利用する場合は、中継サーバで以下を設定してください。
ファイアウォールの設定
設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。
SSH通信の設定
設定方法の詳細は、“3.3.2 SSH通信の設定”を参照してください。
ファイル転送基盤を使用する運用操作部品を利用する場合は、中継サーバで以下を設定してください。
ファイアウォールの設定
設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。
Windows PowerShell通信を使用する運用操作部品を利用する場合は、中継サーバで以下を設定してください。
Windows PowerShell通信の設定
設定方法の詳細は、“3.3.3 Windows PowerShell通信の設定”を参照してください。
Telnet通信を使用する運用操作部品「任意のコマンドを実行」および「複数のコマンドを実行」を利用する場合は、中継サーバで以下を設定してください。
Telnet通信の設定
設定方法の詳細は、“3.3.4 Telnet通信の設定”を参照してください。
RSHおよびREXEC通信を使用する運用操作部品「任意のコマンドを実行」を利用する場合は、中継サーバで以下を設定してください。
ファイアウォールの設定
設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。
RSHおよびREXEC通信の設定
設定方法の詳細は、“3.3.5 RSHおよびREXEC通信の設定”を参照してください。
FTP通信を使用する運用操作部品「ファイルを転送」を利用する場合は、中継サーバで以下を設定してください。
ファイアウォールの設定
設定方法の詳細は、“2.1.3 ファイアウォールの設定”を参照してください。