目的のJavaクラス/インタフェースが使用可能なら、次にアダプタクラスのソースを生成します。アダプタクラスの生成には、java2cobコマンドを使用します。java2cobコマンドは、Javaクラス/インタフェースのクラスファイル(拡張子:.class)またはJARファイルを読み込み、対応するアダプタクラスのソースを生成します。
(“4.1.1 コマンドの形式”参照)
java2cobコマンドは、オプションで指定したクラスだけでなく、そのクラスを使用する際に必要となるすべてのクラス/インタフェースのアダプタクラスを生成します。
java.util.Dateクラスからアダプタクラスのソースを生成する例を以下に示します。
ポイント
実行環境によっては、クラス/インタフェースから参照するクラス/インタフェースのクラスファイルがすべてそろっていない場合があります。参照するクラスファイルが存在しない場合のアダプタクラス生成方法については、“3.1.4 クラスファイルがない場合の生成方法”を参照してください。
java.awt.SystemColorクラスからアダプタクラスのソースを生成する場合は、X11ウィンドウサーバに接続できる環境が必要です。