システムの処理
プログラムを異常終了させます。
プログラマーの処置
[Linux]
機能名SYSINまたはSYSOUTに対応するアクセス名($1)に割り当てたファイルについて、以下の点を確認してください。
アクセス名($1)が正しく割り当てられていること
アクセス名($1)に割り当てたファイルが排他的にないこと
[Solaris][Solaris64][LinuxIPF][Linux64]
機能名SYSINまたはSYSOUTに対応するアクセス名($1)に割り当てたファイルについて、$2に設定された文字列を参考にエラーの原因を取り除き、再度実行してください(下表参照)。
詳細情報($2) | エラーの内容 | プログラマーの処置 |
---|---|---|
NOT ASSIGNED | アクセス名($1)が割り当てられていません。 | アクセス名($1)を割り当ててください。 |
INVALID ASSIGN | SYSINまたはSYSOUTのファイル割り当てにおいて、指定したキーワードに誤りがあります。 | ファイル名に続き、拡張機能として有効な文字列が指定されているか確認してください。 拡張機能については、以下を参照してください。 [Solaris]“NetCOBOL 使用手引書”の“10.1.7.4 DISPLAY文のファイル出力拡張機能”および“10.1.7.5 ACCEPT文のファイル入力拡張機能” [Solaris64]“NetCOBOL 使用手引書”の“9.1.5.4 DISPLAY文のファイル出力拡張機能”および“9.1.5.5 ACCEPT文のファイル入力拡張機能” [LinuxIPF]“NetCOBOL 使用手引書”の“9.1.7.4 DISPLAY文のファイル出力拡張機能”および“9.1.7.5 ACCEPT文のファイル入力拡張機能” [Linux64]“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“11.1.8.4 DISPLAY文のファイル出力拡張機能”および“11.1.8.5 ACCEPT文のファイル入力拡張機能” |
INVALID PATH-NAME | ファイルのパス名に誤りがあります。 | ファイルのパス名が正しく指定されているか確認してください。 |
FILE LOCK | SYSOUTの割り当てファイルが排他状態です。 | 再実行してください。排他エラーが頻発するようなら、運用上の問題がないか調査してください。 |
MEMORY SHORTAGE | ファイルをオープンするためのメモリが不足しています。 | 原因および対処については、“付録B 注意事項”の“COBOLプログラムの実行時に仮想メモリ不足が発生する場合”を参照し、対処してください。 |
READ ONLY | SYSOUTの割り当てファイルが読み込み専用ファイルです。 | 書込み可能となるようにファイルのアクセス権を変更してください。 |
NOT EXISTED | SYSINの割り当てファイルが存在しません。 | プログラム実行前にファイルを生成しておいてください。 |
LOCK FULL | 同一のファイルに対し多数のOPEN要求があり、ロックテーブルに不足が発生しました。 | 再実行してください。排他エラーが頻発するようなら、運用上の問題がないか調査してください。(注) |
THREAD SYNC ERROR (0xXXXX) | スレッドの同期処理に失敗しました。 | システムのerrnoの説明から原因を調査し、対処してください。 |
ERRCD=0xXXXX | その他のエラーが発生しました。 | システムのerrnoの説明から原因を調査し、対処してください。 |
RMERR=0xXXXX | ランタイムシステムからのエラーコードを示します。 | システムの障害と考えられるため、資料を採取して技術員(SE)に連絡してください。 |
注 : 同一ファイルに対する同時オープン数の最大値については、以下に示す表の“COBOLファイルシステム”を参照してください。
[Linux]
“NetCOBOL 使用手引書”の“表6-9 各ファイルシステムの機能差”
[LinuxIPF]
“NetCOBOL 使用手引書”の“表6-9 ファイルシステムの機能”
[Solaris]
“NetCOBOL 使用手引書”の“表6.9 各ファイルシステムの機能差”
[Solaris64]
“NetCOBOL 使用手引書”の“表6.9 ファイルシステムの機能”
[Linux64]
“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“表7.9 ファイルシステムの機能”