エディタのデフォルトの正書法
NetCOBOL Studioではエディタの正書法のデフォルトは可変長形式です。
他の正書法への切り替える方法については、“NetCOBOL Studio ユーザーズガイド”の“正書法”を参照してください。
ソース最大長の違い
NetCOBOLの可変長形式のソース最大長は251バイトです。この文字数を超えた範囲に記述した文字はコメントとして扱います。エディタ上でも251バイトを超えた部分のソースコード記述はコメントとして表示されます。
251バイトを超えるソースをNetCOBOLに移行する場合、行のつなぎ(複数の行に渡って記述)を使用して、251バイトを超えないようにソースを編集してください。
行のつなぎについては、“NetCOBOL文法書”を参照してください。
予約語の強調表示
予約語の強調表示において、Micro FocusのCOBOL文法で利用される予約語を強調表示の対象としません。Micro FocusのCOBOL文法で利用される予約語のうち、NetCOBOLでも予約語となるものは強調表示します。
変換情報ファイルの作成
NetCOBOL Studioでは、BOM付きUTF-8の変換情報ファイルは作成できません。
BOM付きUTF-8の変換情報ファイルを作成したい場合は、NetCOBOL Studio以外のツールを利用して作成してください。
変換情報ファイルの文字コードについては、“2.1.3.1.3 変換情報ファイル”を参照してください。
[ウォッチ]ビューへのデータ項目の追加
翻訳前ソース変換機能を利用した場合、変換前ソースプログラム中のデータ名が変名される場合があります。このとき、ソースコード上のデータ名を利用したデータ項目の追加に失敗する場合があります。データ名が変名されるデータの記述形式については、以下の変換項目を参照してください。
翻訳前ソース変換機能を利用した場合、変換前ソースプログラムのデータ項目のレベル番号が変更される場合があります。このとき、[ウォッチ]ビューに追加するデータ項目に添字が必要となる場合があります。データ項目のレベル番号が変更される記述形式については、以下の変換項目を参照してください。
[ウォッチ]ビューへの条件式の追加
翻訳前ソース変換機能を利用した場合、変換前ソースプログラムの条件式が変更される場合があります。このためソースコード上の条件式を利用して条件式を追加しても、条件式が表示されない場合があります。条件式の書き換えが発生する条件式の記述形式については、以下の変換項目を参照してください。また、NetCOBOLが許していない形式で記述した条件式は利用できません。
翻訳前ソース変換機能では、他社COBOLとNetCOBOLとの非互換仕様のうち、“A.1 変換項目一覧”に記載のある記述に対し、変換を実施します。これ以外の非互換仕様については、変換せずにそのまま出力します。変換メッセージは出力されません。翻訳時の診断メッセージを確認し、手修正で対処してください。