CORBAアプリケーションをリモートデバッグする場合は、アタッチデバッグを使用します。ローカルPC側でデバッガが待機している状態で、サーバ側のCORBAアプリケーションを実行します。デバッガの起動手順については、アタッチデバッグと同様です。
以下の設定が必要です。
CORBAサーバプロジェクトのメイクファイル生成時に、THREAD翻訳オプションをTHREAD(SINGLE)に設定します。
CORBAワークユニットを起動する前に、“11.8.1 CORBAサーバアプリケーションの運用”を参考に各種リポジトリへの登録処理が必要です。なお、インタフェースリポジトリの登録は、以下のコマンドを実行してください。
IDLc -R -create IDLファイル名
IDLファイルは、CORBAサーバプロジェクトのリモート開発で指定したディレクトリに格納されています。
以下のエラーになる場合、-createを-updateに変更して再実行してください。
UX:OD: エラー: od51107:IDLparser:モジュール名は識別子として二重定義されました。FILE=IDLファイル名 LINE=2 UX:OD: エラー: od51229:IDLc:コマンドエラー. エラーコード=4
その他のエラーおよびエラーの詳細については、“Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
CORBAワークユニットを起動する時に、ライブラリパスに“Interstage Application Serverのインストール先/lib/nt (デフォルトの場合は、/opt/FSUNod/lib/nt) ”を設定します。
ポイント
リモートデバッグ時には、CORBAワークユニットを起動する時に環境変数CBR_ATTACH_TOOLを設定する必要があります。
CORBAサーバアプリケーションを運用する場合には、必要に応じてTHREAD翻訳オプションをTHREAD(MULTI)に変更してから再ビルドしてください。再ビルドした場合、CORBAワークユニットの配備のライブラリパスに“Interstage Application Serverのインストール先/lib/(デフォルトの場合は/opt/FSUNod/lib/)”を設定してから配備してください。