CORBAサーバプロジェクトでは、実行ファイル用およびライブラリ用の2種類のメイクファイルが生成されます。ただし、CORBAサーバプロジェクトで主プログラムを指定したCOBOLソースファイルが存在しない場合には、ライブラリ用のメイクファイルだけが生成されます。
生成されるメイクファイルのファイル名は以下のようになります。
サーバ側ファイル名 | ローカルPC側ファイル名 | |
---|---|---|
実行ファイル | Makefile | Makefile |
共用ライブラリ/ダイナミックリンクライブラリ | lib/Makefile | Makefile_lib |
*1: サーバディレクトリからの相対パス
ターゲット名
[メイクファイル生成]ダイアログボックスの[生成条件]には、メイクファイル生成時の生成条件が表示されます。CORBAサーバプロジェクトの場合、[生成条件]の[ターゲット名]は、実行ファイル名とライブラリ名の両方が表示されます。ただし、プロジェクト内に主プログラム指定のCOBOLソースファイルが存在しない場合は、ライブラリ名だけが表示されます。
実際のターゲット名は以下のとおりです。
サーバ側システム | ターゲット種別 | 実際のターゲット名 |
---|---|---|
Solarisシステム | 実行ファイル | Target_name |
共用ライブラリ | libTarget_name.so |
翻訳オプション
CORBAサーバプロジェクトの場合、ターゲットは静的プログラム構造にする必要があるため、DLOAD翻訳オプションは指定しないでください。
リンクオプション
[オプション設定]ダイアログボックスで[リンクオプション2]タブを選択すると、サーバ側のOSで固有なリンクオプションを変更できます。CORBAサーバプロジェクトでのリンクオプションの扱いを以下に示します。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
結合モード | 結合モードを指定します。 CORBAサーバプロジェクトの場合、常に[動的結合]となります。 | |
| 動的結合 | COBOLアプリケーションを動的結合により作成します。 |
静的結合 | COBOLアプリケーションを静的結合により作成します。 | |
画面帳票定義体を使用するプログラム | CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。 | |
スクリーン操作機能を使用するプログラム | CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。 | |
C-ISAMを使用するプログラム | C-ISAM使用しているプログラムをリンクする場合に選択します。 | |
C言語から呼び出されるプログラム | CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。 | |
Cランタイムライブラリを使用する | CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。 | |
デバッグ情報を出力する | CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。 | |
リンクオプション[-Wl]の指定 | ldコマンドが使用するリンクオプションを指定します。 |