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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

11.7.1 メイクファイル生成

CORBAサーバプロジェクトでは、実行ファイル用およびライブラリ用の2種類のメイクファイルが生成されます。ただし、CORBAサーバプロジェクトで主プログラムを指定したCOBOLソースファイルが存在しない場合には、ライブラリ用のメイクファイルだけが生成されます。

生成されるメイクファイルのファイル名は以下のようになります。

サーバ側ファイル名

ローカルPC側ファイル名

実行ファイル

Makefile

Makefile

共用ライブラリ/ダイナミックリンクライブラリ

lib/Makefile
(*1)

Makefile_lib

*1: サーバディレクトリからの相対パス

ターゲット名

[メイクファイル生成]ダイアログボックの[生成条件]には、メイクファイル生成時の生成条件が表示されます。CORBAサーバプロジェクトの場合、[生成条件]の[ターゲット名]は、実行ファイル名とライブラリ名の両方が表示されます。ただし、プロジェクト内に主プログラム指定のCOBOLソースファイルが存在しない場合は、ライブラリ名だけが表示されます。

実際のターゲット名は以下のとおりです。

サーバ側システム

ターゲット種別

実際のターゲット名

Solarisシステム

実行ファイル

Target_name

共用ライブラリ

libTarget_name.so

翻訳オプション

CORBAサーバプロジェクトの場合、ターゲットは静的プログラム構造にする必要があるため、DLOAD翻訳オプションは指定しないでください。

リンクオプション

[オプション設定]ダイアログボックスで[リンクオプション2]タブを選択すると、サーバ側のOSで固有なリンクオプションを変更できます。CORBAサーバプロジェクトでのリンクオプションの扱いを以下に示します。

項目

説明

結合モード

結合モードを指定します。

CORBAサーバプロジェクトの場合、常に[動的結合]となります。

動的結合

COBOLアプリケーションを動的結合により作成します。

静的結合

COBOLアプリケーションを静的結合により作成します。

画面帳票定義体を使用するプログラム

CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。

スクリーン操作機能を使用するプログラム

CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。

C-ISAMを使用するプログラム

C-ISAM使用しているプログラムをリンクする場合に選択します。
デフォルトでは選択されていません。

C言語から呼び出されるプログラム

CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。

Cランタイムライブラリを使用する

CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。

デバッグ情報を出力する

CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。

リンクオプション[-Wl]の指定

ldコマンドが使用するリンクオプションを指定します。