デバッガでは、次のブレークポイントや指定位置まで文をまとめて実行したり、実行経路を確認しながら1行ずつ実行したりすることができます。ただし、指定した位置に到達していない場合でも、プログラムの実行中にブレークポイントを検出した場合は、そのブレークポイントで実行が中断します。
注意
[デバッグ]ビューにおいて、デバッグ対象となる実行プログラムのパスが表示されているツリー要素以外が選択されていると、デバッガの実行操作を行うことができません。選択が外れた場合には、実行プログラムのパスが表示されているツリー要素を選択してから実行してください。
次の中断位置などを指定せず、無条件でプログラムを実行します。次のブレークポイントまたはプログラム終了まで実行されます。
無条件実行を行うには、以下のどれかの方法で操作します。
[デバッグ]ビューのツールバーボタンを選択します。
[デバッグ]ビューのコンテキストメニューから[再開(M)]を選択します。
メニューバーから[実行(R)] > [再開(M)]を選択します。
ショートカットキー:F8を使用します。
1文だけプログラムを実行します。CALL文などの呼出しを行う文から実行する場合、呼出し先に入って中断します。
ステップ・インを行うには、以下のどれかの方法で操作します。
[デバッグ]ビューのツールバーボタンを選択します。
[デバッグ]ビューのコンテキストメニューから[ステップ・イン(I)]を選択します。
メニューバーから[実行(R)] > [ステップ・イン(I)]を選択します。
ショートカットキー:F5を使用します。
注意
COPY文の直前の行でステップ・インを行った場合、COPY文で取り込まれている登録集内に入って中断します。
1文だけプログラムを実行します。CALL文などの呼出しを行う文から実行する場合、呼出し先には入らず、呼出し先の処理を実行した後、次の文で中断します。
ステップ・オーバーを行うには、以下のどれかの方法で操作します。
[デバッグ]ビューのツールバーボタンを選択します。
[デバッグ]ビューのコンテキストメニューから[ステップ・オーバー(O)]を選択します。
メニューバーから[実行(R)] > [ステップ・オーバー(O)]を選択します。
ショートカットキー:F6を使用します。
注意
COPY文の直前の行でステップ・オーバーを行った場合、ステップ・インと同じ動作になります。
副プログラムやメソッド内に中断している場合に、呼出し元に復帰するまで実行します。
呼出し元までの実行を行うには、以下のどれかの方法で操作します。
[デバッグ]ビューのツールバーボタンを選択します。
[デバッグ]ビューのコンテキストメニューから[ステップ・リターン(U)]を選択します。
メニューバーから[実行] > [ステップ・リターン(U)]を選択します。
ショートカットキー:F7を使用します。
注意
登録集内で呼出し元までの実行を行った場合、登録集を取り込んでいるプログラムの呼出し元に復帰するまで実行します。
現在の中断位置から、COBOLエディター上でカーソルが置かれた位置に到達するまで、プログラムを実行します。
指定行までの実行を行うには、以下の方法で操作します。
中断する行にカーソルを移動し、COBOLエディターのコンテキストメニューから[指定行まで実行]を選択します。
注意
登録集内で指定行までの実行は行えません。この場合、以下のどちらかの操作を行って目的とする行までの実行を行ってください。
目的の行にブレークポイントを設定して無条件実行を行う
ステップ・インまたはステップ・オーバーを、目的の行まで繰り返し行う