接続文字列またはデータソースに、以下の情報を設定します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
Servername | カンマ区切りでIPアドレス1およびIPアドレス2、またはホスト名を指定します。 指定形式:{host1,host2} |
Port | カンマ区切りで接続先のポート番号を指定します。 指定形式: {port1,port2} Servernameのn番目に指定したIPアドレスまたはホストに対応するポート番号は、Portのn番目に指定してください。 ポート番号は省略できます。省略した場合には、27500になります。 Servernameをn個指定し、Portをm個指定した場合は、エラーとなります。ただし、m=nまたはmが1の場合は、エラーとなりません。また、Portを1つだけ指定した場合は、Servernameに指定したすべてのIPアドレスまたはホスト名に対して、同じポート番号が適用されます。 |
target_session_attrs | アプリケーションが接続するサーバの選択順を指定します。 |
SSLMode | 通信を暗号化する場合に指定してください。デフォルトは無効に設定されています。 disable:非SSLで接続します。 allow:非SSLで接続し、失敗したらSSLで接続します。 prefer:SSLで接続し、失敗したら非SSLで接続します。 require:必ずSSLで接続します。 verify-ca:SSLで接続し、信頼できるCAから発行された証明書を使用します。(注) verify-full:SSLで接続し、信頼できるCAから発行された証明書を使用してサーバのホスト名が証明書と一致するかを検証します。(注) |
SSLServerCertCN | 本パラメータはSSL認証(SSLMode=verify-full)を行う場合のみ、有効となります。 サーバ証明書のCN(Common Name)を指定します。省略した場合は、nullとなり、Servernameに指定されたホスト名を使用してサーバ証明書のCN(Common Name)を認証します。 |
注: “verify-ca”または“verify-full”を指定する場合、CA証明書ファイルをOSのシステム環境変数PGSSLROOTCERTで以下のように指定してください。
例)
変数名: PGSSLROOTCERT
変数値: CA証明書ファイル
以下の接続文字列を指定します。
...;Servername={host1,host2};Port={port1,port2};[ target_session_attrs={read-write | prefer-read | any}];[ SSLMode=verify-full;SSLServerCertCN=<対象とするサーバ証明書のCN(Common Name)>]...
IPV6を使用する場合、ホストはhostの形式で指定してください。
[指定例]
Servername={2001:Db8::1234,192.168.1.1};Port={27500,27500};
以下の形式で指定します。
Servername={host1,host2} Port={port1,port2} target_session_attrs={read-write | prefer-read | any } SSLMode=verify-full SSLServerCertCN=<対象とするサーバ証明書のCN(Common Name)>
IPV6を使用する場合、ホストはhostの形式で指定してください。
[指定例]
Servername={2001:Db8::1234,192.168.1.1}
ODBCデータソースアドミニストレータでは、以下のように指定します。
注意
接続パラメータlogin_timeoutを利用する場合には、指定した各ホストへの接続に対して login_timeoutが適用されます。多重化されているデータベースサーバの両方がダウンしている場合、接続がタイムアウトするまでには、login_timeoutの2倍の時間がかかります。