Interstage Application Server 6.0(Interstage V6.0)での変更内容を説明します。
イベントサービスのセットアップ、アンセットアップ
イベントサービスおよびイベントファクトリのサービスのスタートアップの種類が「手動」に変更されました。イベントサービスおよびイベントファクトリの起動は、Interstage管理コンソールを使用して操作してください。
サービスのスタートアップの種類を確認するには、Administrator権限でログインし、Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動して、"EventService"および"EventFactory"のスタートアップの種類を参照します。サービスのスタートアップの種類を変更する場合は、"EventService"または"EventFactory"を選択し、[スタートアップ]または[プロパティ]により行います。
イベントチャネルの起動
イベントサービスの起動時にイベントチャネルを自動的に起動するモードがサポートされました。これにより、Interstage V5.x以前までInterstageの起動(イベントサービスの起動)後に行っていたイベントチャネルの起動処理が不要となりました。
イベントチャネル自動起動の設定は、Interstage管理コンソールまたはイベントサービス運用コマンド(essetcnf、essetcnfchnl)を使用して変更することができます。初期値は「自動起動する」です。
esstartコマンドを使用してイベントサービスを起動する場合は、CORBAサービス(ネーミングサービスを含む)の起動が完了している必要があります。
イベントサービス運用コマンドの省略値変更について
Interstage V6.0以降では、イベントサービス運用コマンド(essetcnf、esmkunit)の省略値が以下のように変更されました。
Interstage V5.x以前と同じ値でセットアップを行う場合は、値を省略せずにInterstage V5.x以前の省略値を指定してイベントサービス運用コマンドを実行してください。イベントサービス運用コマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。
コマンド名 | オプション/指定項目 | V5.x以前の省略値 | V6.0以降の省略値 |
---|---|---|---|
essetcnf | -s -ltime | 300 | 0 |
essetcnf | -s -sthmax | 8 | 100 |
essetcnf | -s -conenum | 50 | 100 |
essetcnf | -s -supenum | 50 | 100 |
essetcnf | -s -ltrntime | 604800 | 300 |
essetcnf | -s -pltime | 604800 | 0 |
esmkunit | ユニット定義ファイルの項目shmmax | 8 | 80 |