Interstage Application Server V12.0(Interstage V12.0)での変更内容を説明します。
/etc/servciesへのポート番号登録について
CORBAサービスが使用するポート番号を/etc/servicesに登録しないようになります。
従来インストール時に指定するCORBAサービスのポート番号が/etc/servicesに設定されていた場合、問い合わせの表示(install.shでのインストールの場合)または、エラー(サイレントインストールの場合)になっていましたが、これらが発生しなくなります。
セキュリティーマネージャー使用時のJavaアプリケーション実行について
セキュリティーマネージャーを使用する場合の権限設定に関する動作が変更され、セキュリティーマネージャーを使用してJavaアプリケーションを実行すると、以下の例外がスローされるようになります。
java.security.AccessControlException: access denied (java.io.SerializablePermission enableSubclassImplementation)
セキュリティーマネージャーを使用する場合は、以下のどちらかを設定してください。
システムプロパティに、以下を設定します。
jdk.corba.allowOutputStreamSubclass=true jdk.corba.allowInputStreamSubclass=true
以下のJavaライブラリに、SerializablePermission enableSubclassImplementation権限を設定します。
C:\Interstage\ODWIN\etc\class\ODjava4.jar (インストールパスはデフォルト)
ユーザーアプリケーションのクラスやライブラリ
HTTPトンネリング環境の構築時に連携可能なWebサーバについて
CORBAサービスのHTTPトンネリング環境の構築時に連携可能なWebサーバとして、Microsoft(R) Internet Information Services 6.0/7.0が使用できなくなります。CORBAサービスのHTTPトンネリング環境を構築する場合は、Interstage HTTP Serverと連携してください。