ここでは、以前のバージョン・レベルから改善されたワークユニットの機能、および移行時の注意事項について説明します。
ワークユニットのカレントディレクトリの世代管理機能強化
ワークユニットのカレントディレクトリの世代管理機能が強化され、過去の起動時のカレントディレクトリを0~5世代の間で任意の世代数だけ残すことができます。
すべてのワークユニット種別で、デフォルトのカレントディレクトリのバックアップが1世代残されます。また、ワークユニット定義を変更することにより、0~5世代の間で任意にバックアップ世代数を変更できます。
なお、以前のバージョン・レベルのバックアップ資源をリストアした場合は、以前のバージョン・レベルでの動作が引き継がれます。そのため、カレントディレクトリのバックアップ世代数を変更する場合は、ワークユニット定義を変更し、再登録してください。
バックアップ世代数は、以下で変更できます。
IJServerワークユニットおよびCORBAワークユニットの場合
Interstage管理コンソールの、[システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > [環境設定]画面で、[ワークユニット設定]の[退避するカレントディレクトリの世代数]を変更してください。
その他のワークユニット種別の場合
ワークユニット定義の[Control Option]セクションの「Number of Revision Directories」ステートメントで変更してください。
なお、CORBAワークユニットの場合も、ワークユニット定義で変更することが可能です。
IJServerワークユニットの場合は、無条件に5世代のカレントディレクトリのバックアップが残ります。また、CORBAワークユニットの場合は、デフォルトではカレントディレクトリの世代管理は行われず、ワークユニット定義の[Control Option]セクションの「Environment Variable」ステートメントに、環境変数「EXTP_CURRENTDIR_HISTORY=YES」が設定された場合に、5世代のカレントディレクトリがバックアップされます。
その他のワークユニット種別では、カレントディレクトリの世代管理は行われません。
カレントディレクトリの世代管理は行われません。