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Interstage Application Server V12.1.0 移行ガイド
FUJITSU Software

5.3 Interstage管理コンソールの変更内容

ここでは、Interstage管理コンソールについて、以下を説明します。

Interstage管理コンソールの初期値変更について

Interstage管理コンソールの初期値が以下のように変更されました。以前と同等の環境を構築したい場合は、注意してください。


Interstage Application Server 8.0/V7.0での変更

CORBAアプリケーションの動作モードの初期値変更
変更個所

[システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備] > [動作モード]

Interstage V7.0以前

COMPATIBLE

Interstage 8.0以降

SYNC_END

Interstage V6.0以前

COMPATIBLE

Interstage V7.0以降

SYNC_END

変更理由

Linuxで初期スレッドが終了するとプロセスがdefunctとなり、トラブル発生時に資料採取が行えず調査が困難となるために変更しました。


Interstage Application Server V7.0での変更

Java VMオプションの初期値変更
変更個所

[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [詳細設定] > [ワークユニット設定] > [JavaVMオプション]

Interstage V6.0以前

なし  (指定しない場合、-Xms2m -Xmx64mとなります。)

Interstage V7.0以降

-Xms16m -Xmx256m

変更理由

ヒープ領域不足によるJava VMのダウンを防ぐために変更しました。

Servletコンテナのタイムアウトの初期値変更
変更個所

[Webサーバ] > [Webサーバコネクタ] > [新規作成]タブ > [Servletコンテナ設定] > [タイムアウト]、および
[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [詳細設定] > [Servletコンテナ設定] > [タイムアウト]

Interstage V6.0以前

300秒

Interstage V7.0以降

480秒

変更理由

CORBAサービスのデフォルトのクライアントタイムアウト時間よりも大きくするために変更しました。

IJServerワークユニット起動待ち時間の初期値変更
変更個所

[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [詳細設定] > [ワークユニット設定] > [ワークユニット起動待ち時間]

Interstage V6.0以前

180秒

Interstage V7.0以降

600秒

変更理由

アプリケーションによって、ワークユニット起動時に時間がかかることがあるために変更しました。

アプリケーション最大処理時間の初期値変更
変更個所

[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [詳細設定] > [ワークユニット設定] > [アプリケーション最大処理時間]の初期値

Interstage V6.0以前

処理時間の監視は行いません

Interstage V7.0以降

480秒

変更理由

アプリケーション最大処理時間を超過した場合には、原因調査用にスレッドダンプが採取されます。アプリケーションの障害などにより処理遅延が発生した場合に、原因調査が行えるように変更しました。


Interstage Application Server V12.0での変更内容

Interstage Application Server V12.0での変更内容を説明します。


暗号アルゴリズムの初期設定の変更

Interstage 管理コンソールとWebブラウザ間のSSL暗号化通信を安全に運用するため、プロトコルバージョンおよび暗号アルゴリズムの初期設定を見直しました。

製品バージョン

プロトコルバージョン

暗号アルゴリズム

Interstage V11.2以前

SSL3.0
TLS1.0

256bitのAES暗号,SHA-1 MAC
128bitのAES暗号,SHA-1 MAC
168bitのトリプルDES暗号,SHA-1 MAC

Interstage V12.0以降

TLS1.1
TLS1.2

256bitのAES暗号(GCM),AEAD
128bitのAES暗号(GCM),AEAD
256bitのAES暗号,SHA-256 MAC
256bitのAES暗号,SHA-1 MAC
128bitのAES暗号,SHA-256 MAC
128bitのAES暗号,SHA-1 MAC

暗号アルゴリズムの安全性については、「セキュリティシステム運用ガイド」の「セキュリティ動向」を参照してください。


Interstage Application Server V10.0での変更内容

Interstage Application Server V10.0での変更内容を説明します。


ヘッダーのラベル/ボタン名の変更について

ヘッダーのラベル/ボタン名が以下のように変更となりました。

製品バージョン

ラベル

ボタン名

Interstage V9.3以前

ユーザ名

接続先

製品情報

Interstage V10.0以降

ユーザー

サーバー

バージョン


ヘッダーのボタンレイアウトの変更について

ヘッダーのボタンレイアウトが以下のように変更となりました。

製品バージョン

変更内容

Interstage V9.3以前

画面右上に、[ヘルプ][ログアウト][製品情報]の順に配置されました。

Interstage V10.0以降

画面右上に、[バージョン][ヘルプ][ログアウト]の順に配置されます。


ヘッダーのFujitsuロゴのリンクについて

ヘッダーのFujitsuロゴのリンクが以下のように変更となりました。

製品バージョン

変更内容

Interstage V9.3以前

富士通サイトにリンクされました。

Interstage V10.0以降

富士通サイトにリンクされません。


暗号アルゴリズムの初期設定の変更

Interstage 管理コンソールとWebブラウザ間のSSL暗号化通信を安全に運用するため、暗号アルゴリズムの初期設定から弱い暗号アルゴリズムをはずしました。
これにより、暗号アルゴリズムの初期設定は、以下のように変更となりました。

製品バージョン

変更内容

Interstage V9.3以前

256bitのAES暗号,SHA-1 MAC
128bitのAES暗号,SHA-1 MAC
168bitのトリプルDES暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,MD5 MAC

Interstage V10.0以降

256bitのAES暗号,SHA-1 MAC
128bitのAES暗号,SHA-1 MAC
168bitのトリプルDES暗号,SHA-1 MAC

暗号アルゴリズムの安全性については、「セキュリティシステム運用ガイド」の「セキュリティ動向」を参照してください。


Interstage Application Server V9.2での変更内容

Interstage Application Server V9.2での変更内容を説明します。


Interstage管理コンソールへのログイン時のオートコンプリート機能について

Interstage 管理コンソールでは、セキュリティ対策としてなりすましによる操作を防止するため、ログイン時のWebブラウザのオートコンプリート機能が無効となりました。Interstage Application Server V9.1以前のように、Webブラウザのオートコンプリート機能を使用してログインを行うことができなくなりますので、注意してください。


Interstage Application Server V9.0での変更内容

Interstage Application Server V9.0での変更内容を説明します。


Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態について

本製品のインストール時に「運用形態の選択」画面で指定するInterstage管理コンソールのセキュリティ運用形態の初期設定値が以下のように変更となりました。

製品バージョン

セキュリティ運用形態の初期設定値

Interstage管理コンソールのURL

Interstage 8.0以前

SSL暗号化通信を使用しない。

http://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/

Interstage V9.0以降

SSL暗号化通信を使用する。

https://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/


SSLプロトコルバージョン、暗号アルゴリズムの初期設定の変更

Interstage 管理コンソールとWebブラウザ間のSSL暗号化通信を安全に運用するため、SSLプロトコルバージョンおよび暗号アルゴリズムの初期設定から弱いSSLプロトコルバージョンおよび弱い暗号アルゴリズムをはずしました。
これにより、SSLプロトコルバージョンおよび暗号アルゴリズムの初期設定は、以下のように変更となりました。

製品バージョン

Webブラウザから接続可能なSSLプロトコルバージョン

Webブラウザから接続可能な暗号アルゴリズム

Interstage 8.0以前

SSL2.0

168bitのトリプルDES暗号,MD5 MAC
128bitのRC4暗号,MD5 MAC
128bitのRC2暗号,MD5 MAC
56bitのDES暗号,MD5 MAC
40bitのRC4暗号,MD5 MAC
40bitのRC2暗号,MD5 MAC

SSL3.0
TLS1.0

256bitのAES暗号,SHA-1 MAC
128bitのAES暗号,SHA-1 MAC
168bitのトリプルDES暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,MD5 MAC
56bitのDES暗号,SHA-1 MAC
40bitのRC4暗号,MD5 MAC
40bitのRC2暗号,MD5 MAC

Interstage V9.0以降

SSL3.0
TLS1.0

256bitのAES暗号,SHA-1 MAC
128bitのAES暗号,SHA-1 MAC
168bitのトリプルDES暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,MD5 MAC


SSLプロトコルバージョン、暗号アルゴリズムの安全性については、「セキュリティシステム運用ガイド」の「セキュリティ動向」を参照してください。

なお、Interstage V10.0以降において、さらに暗号アルゴリズムの初期設定が変更されました。暗号アルゴリズムの初期設定については、「Interstage Application Server V10.0での変更内容」の「暗号アルゴリズムの初期設定の変更」を参照してください。


Interstage Application Server V7.0での変更内容

Interstage Application Server V7.0で、以下のように仕様が変更されました。

変更点

Interstage V6.0

Interstage V7.0

画面共通のオペレーションボタン、表示情報の配置位置の変更

  • ログアウトボタンは画面左下に配置されています。

  • へルプボタンは画面右上のタイトル部の下に配置されています。

  • ユーザ名は画面左下に配置されています。

  • 接続先は画面左下に配置されています。

左記の情報はすべて画面内タイトル部右(画面右上)に配置されます。

Interstage管理コンソールの[環境設定]の設定項目の有効範囲を変更

  • 「自動更新の有無」は全ユーザに対して有効です。

  • 「自動更新間隔」は全ユーザに対して有効です。

  • 「項目の説明表示」は設定ユーザに対して有効です。

左記の全項目はユーザ単位で有効となります。

Interstage管理コンソールの[システム]>[ワークユニット]>[IJServerワークユニット名を選択]>[ログ参照]タブで表示される操作ボタンの変更

  • 操作ボタンはログ内容の表示域上部に表示されています。

  • 操作できないボタンは非表示になっています。

  • 操作ボタンはログ内容の表示域下部に表示されます。

  • 操作できないボタンはグレーアウトで表示されます。

メッセージ表示域に表示されるメッセージを削除するボタンを追加

メッセージ表示域に表示されたメッセージは削除できませんでした。

メッセージ表示域に表示されたメッセージを削除するボタンをメッセージ表示域の右に配置しました。

メッセージ表示域に表示されるメッセージからメッセージ集をリンク

メッセージ表示域に表示されるのは単なるメッセージ文字列でした。

メッセージ表示域に表示されるメッセージはメッセージ集にリンクしています。

ツリーに表示されるノード構成を変更

  • Interstage管理コンソールの子ノードとしてシステムノードが表示されていました。

  • サービスノードの子ノードにはJDBC、JMS、イベントサービス、Connector、JavaMail、Webサーバが表示されていました。

  • Interstage管理コンソールの子ノードとしてInterstage Application Serverノードが追加され、その子ノードとしてシステムノードが表示されます。

  • サービスノードの子ノードにはイベントサービス、Webサーバが表示されます。

  • Interstage管理コンソールの子ノードとしてリソースノードが追加されその子ノードにはJDBC、JMS、Connector、JavaMailが表示されます。

Interstage管理コンソールと連携する他製品のノードをツリー上に表示する機能を追加

他製品連携機能なし

Interstage管理コンソールと連携する他製品の機能ノードがInterstage管理コンソールのツリーに表示されます。

Interstageのインストールに必要なディスク容量見積りにJSPのコンパイル資材、およびメッセージ集リンク用資材の容量の考慮を追加

容量見積りに考慮なし

インストールに必要なディスク容量としてJSPのコンパイル資材、およびメッセージ集リンク用の資材を含めた容量が表示されます。


Interstage管理コンソールのログインについて

Interstage管理コンソールにログインする場合にLANが切断されていると、ログイン時にis40003のエラーが発生します。また、Interstage管理コンソールにログイン後に、Interstage Operation Toolを再起動、またはLANを切断すると、Interstage管理コンソールのその後の処理でis40003のエラーが発生する場合があります。再度ログイン画面を表示して、ログインし直してください。