本製品をインストールする前に以下の作業を行ってください。
Interstageクライアントパッケージをインストールする際に、Interstageクライアントパッケージが利用するディスク、レジストリなどの資源を使用していると、インストールに失敗する場合があります(例:イベントビューア、エクスプローラ、レジストリエディタなど)。インストール作業を行う場合は、すべてのWindows(R)上のアプリケーションを終了させてから実施してください。
バージョン9.0以降のMicrosoft(R) Internet Explorerがインストールされているかを確認してください。バージョン9.0以降のMicrosoft(R) Internet Explorerがインストールされていない場合は、Microsoft(R) Internet Explorerのインストールを実施してください。
Interstageクライアントパッケージはシステム環境変数のPATH、CLASSPATHに以下のパスを追加します。不必要なパスを設定している場合は削除してください。システム環境変数PATH、CLASSPATHの有効長を超えた場合、パスは設定されません。“C:\Interstage”にインストールした場合について説明します。
環境変数名 | 設定パス | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
PATH | C:\Interstage\bin | すべての機能 |
|
C:\Interstage\ODWIN\bin | CORBAサービスクライアント |
| |
CLASSPATH | C:\Interstage\ODWIN\etc\class\ODjava4.jar | CORBAサービスクライアント |
|
C:\Interstage\ODWIN\etc\class\esnotifyjava4.jar | |||
C:\Interstage\jms\lib\fjmsprovider.jar | J2EE互換クライアント |
| |
C:\Interstage\J2EE\lib\isj2ee.jar | |||
C:\Interstage\J2EE\lib\providerutil.jar | |||
C:\Interstage\J2EE\lib\fscontext.jar | |||
C:\Interstage\EJBCL\LIB\fjcontainer94.jar | |||
. | すべての機能 |
| |
C:\Interstage\lib |
Interstageクライアントパッケージのインストールに必要なディスク容量は“1.2.4 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。ディスク容量が不足している場合は、本製品のインストールに失敗します。その場合は、インストーラを終了し、インストールに必要なディスク容量を確保した後、再度インストールを実施してください。
InterstageクライアントパッケージをSystemwalker CentricMGR 運用管理クライアントまたは、Systemwalker Centric Manager 運用管理クライアントと同一マシン上で運用する場合は、事前に“Systemwalker Centric Manager導入に関する注意事項”を参照してください。
Interstageクライアントパッケージは、NTFS形式のドライブにインストールすることを推奨します。InterstageクライアントパッケージをNTFS形式のドライブにインストールする場合、インストールフォルダ配下のフォルダおよびファイルのアクセス権は、インストールフォルダのアクセス権を引き継ぎます。
インストールフォルダに対して以下の設定を行ってください。1および2は必須、3は推奨です。
以下のどちらかの権限を付与してください。
Administratorユーザー(フルコントロール)およびSYSTEMグループ(フルコントロール)
Administratorsグループ(フルコントロール)
Everyoneグループに対してアクセスが許可されている場合は、アクセスを許可する"グループ名またはユーザ名"から削除してください。
以下の表のグループまたはユーザに対し、推奨値のアクセス許可を設定してください。
グループまたはユーザ名 | アクセス許可 | |
推奨値 | OS標準の設定 | |
CREATOR OWNER(注1) | 存在する場合は、アクセスを許可する"グループ名またはユーザ名"から削除 | 特殊なアクセス許可 |
Authenticated Users(注2)(注3) | 読み取りと実行 フォルダーの内容の一覧表示 読み取り | 特殊なアクセス許可、または、以下のアクセス許可(注4) 変更 読み取りと実行 フォルダーの内容の一覧表示 読み取り 書き込み |
Users(注3) | アクセスを許可する"グループ名またはユーザ名"から削除、または、Authenticated Usersの推奨値に同じ | 読み取りと実行 フォルダーの内容の一覧表示 読み取り 特殊なアクセス許可(注5) |
<アプリケーションを使用するユーザ>(注3) | 読み取りと実行 フォルダーの内容の一覧表示 読み取り | なし |
注1) OSのシステムドライブ以外にフォルダを作成した場合には、標準で設定される場合があります。
注2) OSのシステムドライブ以外にフォルダを作成した場合には、標準で設定されない場合があります。
注3) 標準ユーザーのうち特定のユーザにだけアプリケーションの使用者を許可する場合は、Authenticated Users、およびUsersに対してアクセス許可を設定せず、アプリケーションを使用するユーザごとにアクセス許可を設定してください。
注4) OSによって標準の設定が異なります。
注5) OSのシステムドライブ以外にフォルダを作成した場合に"特殊なアクセス許可"が設定される場合があります。
上の推奨値の設定を行ったフォルダにInterstageクライアントパッケージをインストールした場合、標準ユーザーは、Interstageインストールディレクトリ配下へのディレクトリやファイルの作成、および更新ができなくなります。このため、本製品の設定やアプリケーションの運用に関して、OSの標準設定のフォルダにインストールした場合と以下の違いがあります。
標準ユーザーについて、以下の操作が制限されます。管理者が操作してください。
- JBKプラグイン、JDK、およびJREの設定ファイルの編集
- CORBAサービスの設定
- SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境をInterstageインストールディレクトリ配下に構築
(標準ユーザーが更新可能なフォルダへの構築は制限されません。)
標準ユーザーがアプレットを実行する場合で、かつ、アプレットのJavaコンソールログを出力する場合、標準の出力先にJavaコンソールログを出力することができません。Javaコンソールログの出力先を標準ユーザーが更新可能なフォルダへ変更してください。
標準ユーザーの権限で動作するアプリケーションは、Interstageインストールディレクトリ配下にアプリケーションの資源を作成できません。標準ユーザーが更新可能なフォルダに資源を作成するようにしてください。