ここでは、[解析モード]画面の操作について説明します。
以下のいずれかの操作によって、新規ウィンドウで解析モード画面が表示されます。
ネットワークビューの[アクション]ボタンをクリックします。アクション一覧の中から[解析モード]-[開く]を選択します。
ツールバーの[解析モード]ボタンをクリックします。
図11.25 [解析モード]画面
参考
影響範囲表示用データが1つも保存されていない場合、[解析モード]画面は表示されません。代わりに[解析モード - 影響範囲表示用データ保存]画面が表示されます。
「11.3.11.1 影響範囲表示用データの保存」を参照し、1つ以上の影響範囲表示用データを保存してください。
以下の手順で影響範囲表示用データが表示されます。
[解析モード]画面上部のプルダウンに、ログイン中の現ユーザーが保存した影響範囲表示用データの一覧が表示されます。
図11.26 影響範囲表示用データの一覧
ポイント
リソース状態変更の機能で保存された障害状態変更データは、元になった影響範囲表示用データ配下に字下げされて表示されます。
リソース状態変更の機能については、「11.3.12.4 リソース状態変更」を参照してください。
プルダウンから影響範囲表示用データを選択します。
影響範囲表示用データがネットワークビューにマップ表示されます。
図11.27 選択した影響範囲表示用データのマップ表示
ユーティリティパネルのインパクトビューについて説明します。
[影響範囲]と[経路探索(影響範囲専用)]の2つのボックスがあります。
図11.28 影響範囲の経路の表示
影響範囲
影響範囲に表示される項目を、以下から選択できます。
サーバ
ネットワークデバイス
デフォルトは、サーバとネットワークデバイスのどちらも"ON"です。
経路探索(影響範囲専用)
本機能では、ネットワークビューに表示された経路のうち、機器の障害の影響範囲に含まれる経路をオレンジで表示します。
経路の始点と終点に設定できるリソースは、以下になります。
サーバ
VMホスト
ファイアーウォール
SLB
統合型ネットワークデバイス
ポイント
始点()に選択できるリソースは1つですが、終点(
)には複数のリソースを選択できます。
注意
事前に、経路の始点または終点として選択するリソースを、ネットワークビューに表示してください。
経路の始点または終点になるリソースがネットワークビューに表示されていない場合、[]アイコンまたは[
]アイコンが当該リソースに表示されません。
その場合、影響範囲の経路をクリアしてください。そのあと、経路の始点と終点になるリソースをネットワークビューに表示した状態で、再度経路の始点と終点を設定してください。
以下の手順で、機器の障害の影響範囲に含まれる経路が表示されます。
経路の始点になるリソースを選択します。
ネットワークビューに表示されているリソースアイコンを選択します。
[経路探索(影響範囲専用)]ボックスの[ここから]をクリックします。
[経路探索(影響範囲専用)]ボックスの[]アイコンの入力ボックスをクリックします。
プルダウンに表示された始点の候補一覧から、リソースを選択します。
始点となるリソースアイコンに[]アイコンが付与されます。
また、終点の候補となるリソースアイコンに、グレーの[To]アイコンが付与されます。
経路の終点になるリソースを選択します。
ネットワークビューに表示されている、グレーの[To]アイコンが付与されたリソースアイコンを選択します。
[経路探索(影響範囲専用)]ボックスの[ここまで]をクリックします。
[経路探索(影響範囲専用)]ボックスの[]アイコンの入力ボックスをクリックします。
プルダウンに表示された終点の候補一覧から、リソースを選択します。
終点となるリソースアイコンに付与された[To]アイコンが、グレーからオレンジになります。
ポイント
経路の終点を複数選択する場合、本手順を繰り返し実行してください。
特定のVLANに対する影響範囲だけを表示する場合、[VLAN ID]にVLAN IDを指定します。
VLAN IDの指定がない場合、すべてのVLANに対する影響範囲が表示されます。
[経路探索(影響範囲専用)]ボックスの[探索]をクリックします。
機器の障害の影響範囲に含まれる経路がオレンジで表示されます。
影響範囲表示用データに対する、リソース状態変更の機能について説明します。
本機能は、ネットワークビューに表示されたリソースの状態を変更し、障害状態変更データとして保存します。これにより、特定のリソースに障害が発生した場合の影響範囲を[解析モード]画面で確認できます。
以下の操作によって、[リソース状態変更]画面が表示されます。
[解析モード]画面の[アクション]ボタンをクリックします。
アクション一覧の中から[リソース状態変更]を選択します。
図11.29 [リソース状態変更]画面
障害状態変更データの名前を指定します。
ネットワークビューに表示されるリソースがツリー形式で表示されます。
リソースの種別を表すアイコンが表示されます。
リソースの状態が[normal]以外の場合、リソース状態を表すアイコンが付与されます。
マウスオーバーすると、以下の情報がツールチップに表示されます。
IPアドレス
装置名
設置場所
リソースがこれらの情報を保持していない場合、ハイフン("-")が表示されます。
設定ボタン(スパナアイコン)をクリックすると、以下の設定メニューが表示されます。
図11.30 "状態変更"メニュー
リソースの状態を以下の状態に設定します。
normal
stop
error
解析モードにおいて、リソースの状態が以下の場合は[error]として扱われます。
warning
unknown
fatal
このため、リソース状態変更においては、これらの状態の代わりに[error]を指定してください。
注意
[stop]は正常に停止した状態を表すため、[stop]状態のリソースによる影響範囲は表示されません。
メンテナンスで機器を停止させた場合の影響範囲を表示するためには、[error]を指定してください。
ポイント
状態名の先頭に付与されたアスタリスク("*")は、その状態がリソースに設定されていることを表します。
状態名の末尾に付与された"(default)"は、リソースの状態を変更する前の状態を表します。
ただし、変更前のリソースの状態が以下の場合、"(default)"は表示されません。
warning
unknown
fatal
リソースの名前が表示されます。
マウスオーバーすると、以下の情報がツールチップに表示されます。
IPアドレス
装置名
設置場所
リソースがこれらの情報を保持していない場合、ハイフン("-")が表示されます。
ポイント
リソースの状態を変更している場合、リソース名は緑色、斜体で表示されます。
リソースの状態を変更した内容を確認します。
図11.31 確認画面
[保存]ボタンをクリックすると、リソースの状態を変更した影響範囲表示用データが障害状態変更データとして保存されます。
ポイント
障害状態変更データは、最大で5つまで保存できます。
以下の手順で影響範囲表示用データが削除されます。
[解析モード]画面で影響範囲表示用データを選択します。
[削除]ボタンをクリックします。
[影響範囲表示用データ削除]画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
影響範囲表示用データが削除されます。
影響範囲表示用データに障害状態変更データが含まれる場合、障害状態変更データも削除されます。
図11.32 影響範囲表示用データおよび障害状態変更データの削除
ポイント
同様の手順で、障害状態変更データを削除できます。