ここでは、PRIMEQUESTを利用する場合のシャーシの登録について説明します。
シャーシを登録することで、シャーシに搭載されているパーティションが自動検知され、サーバリソースツリーに未登録サーバとして表示されます。これらのサーバに対して管理対象サーバを登録してください。
管理対象サーバの登録については、「5.8.2 PRIMEQUESTのサーバの登録」を参照してください。
以下の手順で、シャーシを登録します。
RORコンソールのサーバリソースツリーで[サーバリソース]を右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[PRIMEQUEST]を選択します。
[シャーシの登録]ダイアログが表示されます。
以下の項目を設定します。
対象シャーシ内のマネジメントボードの仮想IPアドレスを入力します。
ピリオド(".")を使用して入力します。
管理対象とするシャーシの名前を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。
対象シャーシ内のマネジメントボードのSNMPコミュニティー名を入力します。
[public]を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
管理対象サーバを操作するために使用するリモートサーバマネジメントのユーザーIDを入力します。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。
必ずリモートサーバマネジメントで管理者以上の権限を持つユーザーIDを指定してください。
管理対象サーバを操作するために使用するリモートサーバマネジメントのパスワードを入力します。
半角英数字で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。
注意
[リモートサーバマネジメント]の[ユーザーID]と[パスワード]は、マネジメントボードのWeb-UIにログインするためのユーザー名とパスワードとは異なります。
[OK]ボタンをクリックします。
搭載されたシャーシがサーバリソースツリーに表示されます。
また、パーティションが構築されている場合、自動検知されたパーティションが[シャーシ名-パーティション番号[未登録]]で表示されます。
未登録のパーティションに対しては、ハードウェアの状態と情報の表示、管理対象サーバの登録だけできます。
また、マネージャーがシャーシ内のパーティション上で動作している場合、[シャーシ名-パーティション番号[管理サーバ]]と表示されます。
なお、管理サーバは、管理対象サーバとして登録できません。情報表示だけできます。
参考
PRIMEQUEST 2000シリーズの場合、シャーシ登録することで、PPARとExtended Partitionのパーティションが自動検知され、サーバリソースツリーに未登録サーバとして表示されます。ただし、Extended Partitioning Modeが"Enable"になっているPPARは表示されません。
下図のように、PPAR#3の[Extended Partitioning Mode]がEnableで、PPAR#3から構成されているExtended Partition#4、#5が存在する場合、シャーシ登録後、PPAR#3はサーバリソースツリーに表示されません。PPAR#3から構成されているExtended Partition#4、#5がサーバリソースツリーに表示されます。
図5.6 PRIMEQUEST 2000シリーズのパーティションの自動検出について