ここでは、ハードウェア情報の再設定方法について説明します。
ハードウェアの交換、サーバ部品の増設、減設を行った場合、最新のハードウェア情報を本製品に再設定する必要があります。
注意
サーバ本体、管理LAN用NIC、業務LAN用NICを交換した場合、本操作を必ず行ってください。
該当するサーバへの操作が正しく動作しない可能性があります。
PRIMEQUESTの場合、システムボード、GSPBを交換したときは、本操作を必ず行ってください。 (注)
該当するサーバへの操作が正しく動作しない可能性があります。
注) PRIMEQUEST 2000シリーズの場合、GSPBをIOUに読み替えてください。
ハードウェア交換直後は、サーバの状態が"unknown"になります。ハードウェア情報の再設定を行うことで、適切な状態に変更されます。
PRIMEQUESTの場合、IOU交換後、または、AC電源のON直後は、MMBから取得される各パーティションのLANのMAC AddressはFF:FF:FF:FF:FF:FFになります。各パーティションの電源起動後にMMBから正しいLANのMAC Addressが取得されます。パーティションの電源起動後にハードウェア情報の再設定を行ってください。
業務LAN(MACアドレス)情報の設定をしているMACアドレスは、管理LANのMACアドレスには指定できません。指定する場合は、業務LAN(MACアドレス)情報の設定からMACアドレスを削除してください。削除については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「9.13 業務LAN(MACアドレス)情報の削除」を参照してください。
前提条件
本操作を行うためには、以下の前提条件を満たしている必要があります。
交換前のサーバと交換後のサーバが同一モデルであること
交換前と交換後で異なるモデルのサーバの場合、警告メッセージが出力されます。
交換前のサーバと交換後のサーバのブレードタイプが同じであること
交換前と交換後でブレードタイプが異なる場合、エラーになります。
交換対象サーバをシャーシ内の別スロットに移す場合、移動前のサーバを削除したあと、再登録してください。
交換、サーバ部品の増設、減設後のハードウェア情報の再設定方法
ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合
以下の手順で、交換後のハードウェア情報を再設定します。
エージェントが登録されていてOSが起動できる場合、ServerView Agentsまたは本製品のエージェントを起動してください。
ただし、管理LANのMACアドレスを仮想化している場合、補足の手順で物理MACアドレスを確認したあと、サーバを停止してください。
VIOMまたはISMによって仮想化されたサーバの場合、プロファイルが適用されていない状態で物理MACアドレスを確認してください。
HBA address rename方式で、SANブートかつ、管理LANのMACアドレスの変更が発生するハードウェア交換を行った場合、この時点ではOS、およびエージェントを起動できません。
この場合、一度該当サーバの起動を行い、BIOS側(ハード側)画面でMACアドレスを確認します。MACアドレスを確認したあと、再度電源を停止します。
RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[ハードウェア保守]-[再設定]を選択します。
[ハードウェア情報の再設定]ダイアログが表示されます。
管理LANのMACアドレスを入力します。
NICを交換していない場合、本手順は必要ありません。
物理MACアドレスの値を入力します。
[OK]ボタンをクリックします。
選択した管理対象サーバのハードウェア情報が、交換後の新しいハードウェア情報に更新されます。
PRIMEQUESTの場合
以下の手順で、交換、サーバ部品の増設、減設後のハードウェア情報を再設定します。
システムボード、GSPBを交換、サーバ部品を増設、減設します。
PRIMEQUEST 2000シリーズの場合、GSPBをIOUに読み替えてください。
30秒程度経過後、RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[ハードウェア保守]-[再設定]を選択します。
[ハードウェア情報の再設定]ダイアログが表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
選択した管理対象サーバのハードウェア情報が、交換後の新しいハードウェア情報に更新されます。
SPARC M10/M12およびSPARC Enterpriseの場合
ハードウェア情報を再設定する必要はありません。
注意
エージェント登録し、かつ、システムイメージのバックアップ、およびクローニングイメージの採取を使用する場合、以下のどちらかを行ってください。
ハードウェア情報の再設定後に管理対象サーバを再起動する
「2.2 エージェントの起動と停止」に記載されている関連サービスを再起動する