ここでは、L-Server作成後に必要な設定について説明します。
業務LANおよび管理LANのIPアドレスの設定
本設定は、複数のNICを指定してL-Serverを作成した場合に必要です。
Solaris11のイメージを指定して作成されたL-Serverには、2つ目以降のNICに指定したIPアドレスがOSに反映されていません。
このため、L-Serverの各NICに設定されているIPアドレスを確認し、OS上で設定します。
なお、OS上のネットワークインターフェース名の末尾につく番号は、L-ServerのIndex番号と一致します。
例
Indexが1のNICの場合、OS上のネットワークインターフェース名はnet1です。
業務LANおよび管理LANのデフォルトゲートウェイの設定
本設定は、以下のすべての条件を満たす場合に必要です。
2つ以上のNICを指定してL-Serverを作成した場合
2つ目以降のNICにデフォルトゲートウェイを指定した場合
非大域ゾーンのコンソールに接続し、以下の手順でデフォルトゲートウェイを設定します。
L-Server作成時に指定したネットワークリソースに設定されている、デフォルトゲートウェイのアドレスを確認します。
手順1.で確認したデフォルトゲートウェイのアドレスをOSに設定します。
設定方法については、Solarisのマニュアルを参照してください。
rootアカウントのSSH接続の許可 (管理者ユーザー名に"root"を指定した場合)
L-Server作成時にrootアカウントを作成した場合、初期状態ではテナント管理者/テナント利用者がSSHでOSにログインできません。
そのため、テナント管理者/テナント利用者がSSHでOSにログインできるように、rootアカウントのSSH接続を許可する必要があります。
設定方法については、Solarisのマニュアルを参照してください。
L-Serverのディスクの利用
L-Serverに接続されたディスクリソースは、大域ゾーンでは以下のデータセットに相当します。
仮想ストレージに対応するzpool名/rcx/VMゲスト名/デバイスパスのdiskXXX部分 |
VMゲスト名は、L-Server名に相当します。XXXは、ゼロサプレスなしのディスクのインデックス番号に相当します。
当該データセットは、非大域ゾーンのマウントポイント/rcx/diskXXXにマウントされています。