物理サーバごとにFC搭載数または、実装位置が異なる場合、事前に"FC接続パターン"を作成し、物理サーバごとのFC搭載数および実装位置を定義します。
ストレージ装置が以下の場合に設定できます。
EMC CLARiXストレージまたはEMC VNXストレージ
EMC Symmetrix DMXストレージ
EMC Symmetrix VMAXストレージ
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\fc_connection_pattern
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fc_connection_pattern
拡張子を.rcxpropとし、任意のファイル名で配置します。ただし、ファイル名は以下の文字列で定義します。
先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された64文字以内の文字列
"FC構成パターン"ファイルは,異なるシステムのパターンごとに作成します。
NUM_OF_FC=FC使用本数 |
使用したいFC本数を指定します。指定可能な本数は 1, 2, 4です。
サーバ側の実搭載されているHBA番号を指定します。
拡張スロット順でソートした全ポートをシーケンシャルで番号を割り当てます。
HBA番号を指定することで、任意の FCポートをBootパスとして2つまで設定できます。
HBA番号を記載した順番に優先度付けされて設定されます。
なお、NUM_OF_FCで指定した値未満の番号だけ指定できます。
NUM_OF_FC指定値 | HBA番号の有効範囲 |
---|---|
4 | 0~3 |
2 | 0~1 |
1 | 0 |
接続しているストレージ筐体の数だけ定義します。ただし、Xは0から99までの10進数で、0から順番に記載する必要があります。
ストレージの筐体識別番号を指定します。
使用するサーバ側のFCPortの組をコロン( ":") 区切りで定義します。
ストレージ側のFCPortの組を":" 区切りで定義します。
STORAGE_Xごとに、別々の "HBA番号" を指定することで、1つの物理サーバから2つのStorage筐体への論理パスが設定できます。
ただし、ストレージの筐体識別番号が重複している場合、先に定義したものが有効になります。
注意
FC接続パターンのファイル名は以下の操作を行ったあとは変更できません。
FC接続パターンを指定したL-Serverテンプレートのインポートした場合
FC接続パターンを指定した定義状態の物理L-Serverの電源起動を行った場合
FC接続パターンを指定した物理L-Serverを作成した場合
FC接続パターンファイルの内容は以下の場合だけ変更できます。
FC接続パターンを指定した物理L-Serverが定義状態の場合
例
定義ファイルの例を以下に示します。
2パスの場合(ブートパス1本)
NUM_OF_FC = "2" |
2パスの場合(ブートパス2本)
NUM_OF_FC = "2" |
4パスの場合(1筐体の場合)
NUM_OF_FC = "4" |
4パスの場合(2筐体の場合)
NUM_OF_FC = "4" |