生存監視を利用する場合、定義ファイルを作成し、生存監視のパラメーターを指定してください。このパラメーターはシステムで一意の設定になります。
物理L-Serverの生存監視では、OSのPing応答を利用して物理L-Serverに対応するOSのハングアップを監視します。
Ping監視については、「導入ガイド VE」の「第8章 監視情報の設定」を参照してください。
デフォルトの値が記載されたファイルがインストール時に配置されます。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\alive_monitoring
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/alive_monitoring
Physical.rcxprop
ファイル名の大文字・小文字の変更は許容されます。
定義ファイルでは、1行に1つの設定項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。
指定項目=指定値 |
コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。
Ping監視のタイムアウト秒数を指定します。
5~3600の範囲の整数を設定します。単位は秒です。
デフォルトは"600"が指定されています。
異常検出時のリカバリー処理を指定します。
以下のどれかを指定します。
reboot (リブート)
force_reboot (強制リブート)
switchover (サーバ切替え)
reboot_and_switchover (リブート + 切替え)
force_reboot_and_switchover (強制リブート + 切替え)
デフォルトは"reboot_and_switchover"が指定されています。
"switchover"または"force_reboot_and_switchover"を指定する場合、物理L-Server作成時にサーバ冗長化の設定を有効にしてください。
リカバリー処理のリブートを行う回数を指定します。
1~3の範囲の整数を指定します。単位は秒です。
デフォルトは"1"が指定されています。
例
定義ファイルの例を以下に示します。
timeout = "600" |
注意
定義ファイルを変更したあと、作成済みのL-Serverに変更内容を適用する場合、rcxadm lserver modifyコマンドを実行してください。