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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 導入ガイド
FUJITSU Software

7.1.8 生存監視の定義ファイル

生存監視を利用する場合、定義ファイルを作成し、生存監視のパラメーターを指定してください。このパラメーターはシステムで一意の設定になります。

物理L-Serverの生存監視では、OSのPing応答を利用して物理L-Serverに対応するOSのハングアップを監視します。
Ping監視については、「導入ガイド VE」の「第8章 監視情報の設定」を参照してください。

定義ファイルの格納場所

デフォルトの値が記載されたファイルがインストール時に配置されます。

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\alive_monitoring

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/alive_monitoring

定義ファイル名

Physical.rcxprop

ファイル名の大文字・小文字の変更は許容されます。

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行に1つの設定項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

指定項目指定値

コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。

定義ファイルの指定項目
timeout

Ping監視のタイムアウト秒数を指定します。

5~3600の範囲の整数を設定します。単位は秒です。
デフォルトは"600"が指定されています。

recovery

異常検出時のリカバリー処理を指定します。

以下のどれかを指定します。

  • reboot (リブート)

  • force_reboot (強制リブート)

  • switchover (サーバ切替え)

  • reboot_and_switchover (リブート + 切替え)

  • force_reboot_and_switchover (強制リブート + 切替え)

デフォルトは"reboot_and_switchover"が指定されています。

"switchover"または"force_reboot_and_switchover"を指定する場合、物理L-Server作成時にサーバ冗長化の設定を有効にしてください。

reboot

リカバリー処理のリブートを行う回数を指定します。

1~3の範囲の整数を指定します。単位は秒です。
デフォルトは"1"が指定されています。

定義ファイルの例を以下に示します。

timeout = "600"
recovery = "reboot_and_switchover"
reboot = "1"

注意

定義ファイルを変更したあと、作成済みのL-Serverに変更内容を適用する場合、rcxadm lserver modifyコマンドを実行してください。