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Interstage Big DataParallel Processing Server V1.2.2 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.7 ホスト名の設定

マスタサーバ、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバにおいて、Hadoop で使用するホスト名の設定が必要です。hosts ファイルに、各サーバの業務 LAN に接続する NIC に対応するホスト名を記述してください。
物理環境でクローニング機能を利用する場合は、上記に加え、マスタサーバ(プライマリ)の管理 LANに接続するNICに対応するホスト名も記述してださい。


hosts ファイル
/etc/hosts

hosts ファイルの詳細については、オンラインマニュアルページを参照してください。

ポイント

  • マスタサーバを二重化構成とする場合は、マスタサーバ(プライマリ)とマスタサーバ(セカンダリ)の hosts ファイルの内容を一致させてください。

  • スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバの hosts ファイルに記述するホスト情報は、マスタサーバで追加したホスト名を設定してください。

  • マスタサーバ、スレーブサーバ、および開発実行環境サーバの業務 LAN に接続するNICに対応するホスト名は、サーバ名と一致させてください。詳しくは、「5.8 サーバ名の設定」を参照してください。

  • 物理環境でクローニング機能を利用する場合、マスタサーバ(プライマリ)の管理LANと業務LANに対応するホスト名別々のホスト名で記述してください。

注意

  • hosts ファイルにローカルホストを登録する場合、以下に注意してください。

    • "127.0.0.1" にローカルホスト名を設定する場合、必ずリモートから参照可能な IP アドレスを先に記述してください。または、"127.0.0.1" にはローカルホスト名を設定しないでください。

    • ホスト名にエイリアス名は設定しないでください。

  • 物理環境でクローニング機能を利用する場合、ホスト名には以下の条件を満たす文字列を指定してください。

    • 半角英数字

    • ハイフン("-")

    • 先頭文字は英字

    • 15文字以内

各サーバの業務 LAN に接続する NIC に割り当てる IP アドレスとホスト名の設定例:

  • マスタサーバ(プライマリ)

:10.10.10.11

:master1

  • マスタサーバ(セカンダリ)

:10.10.10.12

:master2

  • スレーブサーバ

:10.10.10.21 ~ 10.10.10.25

:slave1 ~ slave5

  • 開発実行環境サーバ

:10.10.10.30

:develop

  • 連携サーバ

:10.10.10.31

:collaborate

マスタサーバの hosts ファイルには以下のように設定します。

10.10.10.11 master1
10.10.10.12 master2
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost

10.10.10.21 slave1
10.10.10.22 slave2
10.10.10.23 slave3
10.10.10.24 slave4
10.10.10.25 slave5
10.10.10.30 develop
10.10.10.31 collaborate