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NetCOBOL for .NET V8.0 メッセージ集
FUJITSU Software

3.41 JMP0320I-I/U

′$2′ファイルに対する′$1′文の実行で,入出力エラーが発生しました. ′$3′. $4

システムの処理

重大度コードがIの場合、エラーの発生したファイル処理を中止し、プログラムの処理を続行します。 重大度コードがUの場合、プログラムを異常終了させます。なお、重大度コードは、ファイルの定義にFILE STATUS句が指定されている場合Iとなり、FILE STATUS句および誤り処理手続きの指定がない場合Uとなります。

プログラマの処置

$3に設定された文字列を参考にエラーの原因を取り除き、再度実行してください。 なお、$1には入出力エラーが発生したCOBOLの文(START、READ、WRITE、REWRITEまたはDELETEのどれか)が、$2にはファイル処理の対象となったファイルのファイル名またはアクセス名が設定されます。 $3に設定される文字列の意味と処置を "表3.15 JMP0320I-I/Uの$3の内容" に示します。 $4にはエラーアドレスが設定されます。

表3.15 JMP0320I-I/Uの$3の内容

$3

エラーの内容

プログラマの処置

ACC-METHOD (98XX)

ファイルの構造に誤りがあります。

システムの障害と考えられるため資料を採取して技術員(SE)に連絡してください。(*3)

ALTD-LEN

REWRITE 文で、レコード長が既存のレコード長と異なります。

レコードの更新では、既存のレコードの長さを変更しないでください。

BLKED-FILE

CLOSE 文実行時のエラーなどにより使用できないファイルです。

本メッセージより前にJMP0310I-Iのメッセージが表示されている場合は、そのメッセージの処置に従ってください。

CNVER=xxxx

文字列のコード変換に失敗しました。xxxx:16進表記

第5章 システムエラーコードの一覧から原因を調査し、対処してください。 エラーコードが0xFFFFFFFFの場合は シフトJIS範囲外の文字の使用が保証されていない箇所でシフトJIS範囲外の文字が使用されました。 プログラムを修正してください。

ERRCD=xxxx

表示ファイルのアクセスエラーが発生しました。

各接続製品のマニュアルから原因を調査し、対処してください。(*1)

EXCEED-LEN

書き出そうとするレコードの長さがプログラムで決められた最大のレコード長を超えています。

書き出そうとするレコードの長さがプログラムで決められた最大のレコード長を超えないように修正してください。

EXCL-ERROR

排他エラーが発生しました。

再実行してください。 排他エラーが頻発するようなら、運用上の問題がないかを調査してください。

FCB

FCB の内容に誤りがあります。

FCB の内容を調査してください。

FDBK=xxxx

システムからのエラーコードを示します。xxxx: 16進表記

第5章 システムエラーコードの一覧から原因を調査し、対処してください。(*2)

FONT

システム上に存在しないフォントを指定して出力しました。 または指定されたフォントテーブルが開けません。

指定したフォント名を確認し、システム上に必要なフォントをインストールしてください。 または、正しいフォントテーブル名を指定しているか確認してください。

FOVL

オーバレイ定義が格納されているフォルダの指定、またはオーバレイ定義が正しくありません。

正しいオーバレイ定義が格納されているフォルダを指定しているか、初期化ファイルを確認してください。

FTNCD=xxxx

システムからのエラーコードを示します。 xxxx: 16進表記

第5章 システムエラーコードの一覧から原因を調査し、対処してください。(*2)

INV-CHAR

行順ファイルまたは印刷ファイルのレコードに不当な文字があります。

データの内容を調査してください。

INV-LEN

WRITE/REWRITE 文でレコード長が正しくありません。

書き出すレコードの長さを修正してください。

KEY-CHANGE

更新要求時のキー値がそのレコードを読み込んだときの値と異なります。

更新するレコードのキーの値を変更しないように修正してください。

LOAD

サブシステムのローディングに失敗しました。

プログラムの実行環境を調査してください。

NO-TRANS

コードセットに変換できない文字があります。

データの内容を調査してください。

OVER-RECLN

行レコードで書き出そうとした印字データ領域の長さがMeFtで決められた最大長を超えています。

書き出そうとするオーダの長さが決められた最大長(*5)の範囲内になるようにレコード長を修正してください。

PHYSIC-ERR

物理エラーが発生しました。

ファイルの内容(物理的構成要因)を確認してください。

READ-ONLY

読込み専用ファイルです。

書込み可能となるようにファイルのアクセス権を変更してください。

REC-LOCK

他ユーザによりレコードが排他使用されています。 または、レコードを排他的に使用できません。

再実行してください。 排他エラーが頻発するようなら、運用上の問題がないかを調査してください。

R.KEY-ERR

乱呼出しまたは動的呼出しにおいてRELATIVE KEYの内容がPICTURE句での定義と矛盾します。

RELATIVE KEYの最大値が格納できるようにPICTURE 句によるデータ項目の大きさの指定を修正ください。

RELATIVE KEY項目の値が0です。

RELATIVE KEY項目の値を0以外にしてください。

RMERR=xxxx

ランタイムシステムからのエラーコードを示します xxxx: 16進表記

システムの障害と考えられるため資料を採取して技術員(SE)に連絡してください。(*3)

RRN>R.KEY

順処理のREAD文またはWRITE 文で相対レコード番号がRELATIVE KEY項目の最大値を超えました。

そのファイルの最大の相対レコード番号が入るように、相対キー項目の大きさを修正してください。

THREAD=xxxxxx

スレッドの同期処理に失敗しました。 XXXXXX: 16進表記

設定されたエラーコードを参考にエラーの原因を取り除いてください。(*4)

UNSUPPORT

指定された機能は未サポートです。

  • ファイルの高速処理指定時、REWRITE文が実行されました。ファイルの高速処理を無効にするか、REWRITE文を使用しないようプログラムを変更してください。

  • 外部ファイルハンドラ使用時、索引ファイルに対してFIRST指定のSTART文が実行されました。FIRST指定のSTART文を削除してください。

*1

MeFtを使用しているときにERRCD=90xxまたはERRCD=99xxが出力された場合、xxはMeFtの通知コードを示します。 MeFtの通知コードについては、"MeFtユーザーズガイド"を参照してください。

*2
  1. 印刷ファイル(FORMAT句なし)の実行で、メッセージ本文中のエラーを示す文字列にFDBK=101が出力された場合は、以下の事項を確認してください。

    • 不要なプリンタドライバを多数インストールしていないか。

    • FCB制御文が2048バイト未満であるか。

    • 不当なフォームオーバレイパターンを指定していないか。

    • スプール領域が不足していないか。 (以下のフォルダのディスク容量を確認してください。)

      Windowsインストールフォルダ\System32\Spool\Printers

    • 実装メモリ、仮想メモリが不足していないか。 (同時に実行している他のアプリケーションを停止してください。 実装メモリを確認し、必要であれば増設してください。 仮想メモリを確認し、必要であれば大きくしてください。)

    • 上記以外の場合、システムの障害と考えられるため、資料を採取して技術員(SE)に連絡してください。

  2. RDMファイルに対してのエラーコードの詳細については、 "PowerRW+ COBOL開発マニュアル" の "エラーコード一覧" を参照してください。

  3. Btrieveファイルに対してのエラーコードの詳細については、Pervasive PSQL製品のドキュメント"Status Code and Message"を参照してください。

  4. PowerRDBconnector使用時のエラーコードの詳細については、 "PowerRDBconnector説明書" の "ファイルアクセス時のエラー情報" を参照してください。

  5. 上記以外のファイルのメッセージ本文中のエラーを示す文字列の詳細については、"第5章 システムエラーコードの一覧"を参照してください。

*3

RMERR=177F(98xx)またはACC-METHOD (98XX)が出力された場合、ファイルが正常に使用できない状態になっています。 索引ファイルの場合には、ファイルユーティリティまたは索引ファイル復旧関数を使用して、ファイルを復旧してください。

*4

詳細については、 "第5章 システムエラーコードの一覧" および "Visual C++のオンラインヘルプ" を参照してください。

*5

行レコードで書き出せるレコードの長さは、あくまでも目安ですが、以下の式で計算することができます。

32 Kbytes > 出力レコード長 + 2 + 100 * 基本項目数