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Systemwalker Cloud Business Service Management V1.0.0 ITサービス管理 管理者ガイド
FUJITSU Software

12.2 リストアする

ITサービス管理の環境をリストアします。

事前の確認

  • リストアは、以下のユーザーで実行してください。
    • Linuxスーパー・ユーザー
    • WindowsローカルグループのAdministratorsグループに所属するユーザー
  • ITサービス管理のバックアップ・リストア機能は、バックアップしたサーバと同一の状態を構築することを目的とした機能です。このため、以下の条件ではリストアできません。
    • ネットワーク定義(ホスト名/IPアドレス)が異なる場合
    • 製品のバージョンレベルが異なる場合
    • OS種別が異なるコンピュータ間の場合
  • ネットワーク定義(ホスト名/IPアドレス)が異なる環境へリストアする場合は、同じネットワーク定義のマシンにリストアを実施後、ネットワーク定義を変更してください。ネットワーク定義の変更手順は、「第11章 運用環境を変更する」を参照してください。
  • 運用分析ダッシュボードと連携している場合に、ITサービス管理と運用分析ダッシュボードを両方リストアする際は、ITサービス管理をリストアしてから、運用分析ダッシュボードをリストアしてください。また、運用分析ダッシュボードをリストアする場合は、本手順に記載されている運用分析ダッシュボードの再起動は不要です。

手順

  1. ITサービス管理をインストールします。

    バックアップデータを採取したサーバとネットワーク定義などが同一環境のサーバにインストールしてください。

    バックアップデータを採取したサーバに対してリストアする場合は、アンセットアップを実行してください。

  2. リストアコマンドを実行します。
    例)
    Linux"/tmp/itsm"にバックアップされたデータをリストアする場合
    # /opt/FJSVbsmcom/bin/swcbsm_restore_itsm /tmp/itsm
    Windows"C:\temp\itsm"にバックアップされたデータをリストアする場合
    > インストールディレクトリ\SWCBSM\FJSVbsmcom\bin\swcbsm_restore_itsm C:\temp\itsm

    リストアコマンドの詳細は、「15.1.4 swcbsm_restore_itsm(ITサービス管理リストアコマンド)」を参照してください。

  3. Linux バックアップ元の環境でHTTPS通信の設定を行っていた場合は、リストア後の環境でもHTTPS通信の設定を行います。
    HTTPS通信の設定方法については、「5.10 Webコンソールをセキュアに運用する場合(HTTPS通信)の設定を行う」を参照してください。
  4. ポート番号の変更を行います。
    バックアップ元の環境でポート番号の変更を行っていた場合、リストア後の環境でもポート番号の変更を行ってください。設定方法については、「11.1.1 ポート番号を変更する」を参照してください。
  5. 運用分析ダッシュボードを再起動します。
    運用分析ダッシュボードの再起動方法については、「運用分析ダッシュボード 管理者ガイド」の「運用分析ダッシュボードを起動・停止する」を参照してください。