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Systemwalker Cloud Business Service Management V1.0.0 ITサービス管理 管理者ガイド
FUJITSU Software

10.1.2 ITサービス管理で受信メールの設定を行う

ITサービス管理でメールを受信する設定を行います。

事前の確認

  • 受信メールに設定するアカウントを用意してください。
  • メールサーバのドメイン名(メールアドレスの@より右)の名前解決ができることを確認してください。
  • Systemwalker Centric Managerからのインシデントに直接対応するグループのフォルダーを作成してください。

    フォルダーの作成手順は、「9.2.3 フォルダーを作成する」を参照してください。

目的・背景

Systemwalker Centric Managerからのメール通知をITサービス管理で受信するための設定です。

受信メールのアカウントを設定することで、受信メールのメールアドレス宛てに送信されたメールを自動で取り込み、インシデントチケットを発行することができます。メールの取込みは、1分間隔で行われます。メールを受信すると数分程度で自動的にチケットが発行されます。

手順

手順で使用している項目の例

手順は、以下を例にして記載しています。

項目

受信メール用のフォルダー名

利用者からのインシデントに直接対応するグループのフォルダー

サービスデスクフォルダー

受信メールアカウントのメールサーバタイプ

POP3

受信メールアカウントのメールアドレス

sample_event_mail@xxxx.yyyy

受信メールアカウントのパスワード

pa$$word

  1. 受信メールのアカウントを設定します。
    1. 管理者でWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
    2. ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
    3. [メール設定][メールアカウント]をクリックします。
    4. [メールアカウント追加]をクリックします。
    5. 以下の項目を設定し、[送信]をクリックします。

      設定項目

      設定値

      タイプ

      メールサーバのタイプ(IMAP、POP3)

      例)

      POP3

      ユーザー名

      受信メールのアカウント(メールアドレスの@より左)

      例)

      sample_event_mail

      パスワード

      受信メールのアカウントのパスワード

      例)

      pa$$word

      ホスト

      メールサーバのドメイン名(メールアドレスの@より右)

      例)

      xxxx.yyyy

      信頼済

      いいえ

      振り分け処理

      メールの宛先で振り分け

      有効/無効

      有効

  2. ポストマスター・フィルタを設定します。
    1. 管理者でWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
    2. ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
    3. [メール設定][ポストマスター・フィルタ]をクリックします。
    4. [フィルタの追加]をクリックします。
    5. 以下の項目を設定し、[送信]をクリックします。
      • ポストマスター・フィルタを追加

        設定項目

        設定値

        名前

        任意のフィルタ名

        一致後に停止

        いいえ

      • フィルタ条件

        メールヘッダを確認

        値を検索

        To

        受信メールアカウントのメールアドレス

        例)

        sample_event_mail@xxxx.yyyy

      • メールヘッダを設定

        メールヘッダを設定

        値を設定

        X-OTRS-Queue

        受信メール用のフォルダー名

        例)

        サービスデスクフォルダー

        X-OTRS-Type

        インシデント

        X-OTRS-CMGR yes

        運用分析ダッシュボードと連携する場合は、以下も設定します。

        メールヘッダを設定

        値を設定

        X-OTRS-Dashboard http://管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能)のホスト名またはIPアドレス:運用分析ダッシュボードのWebコンソールのポート番号

        例)

        http://192.168.0.1:18320

        Webコンソールで利用されるURLに埋め込まれるため、ブラウザからアクセスできる値を指定してください(localhostなどローカルループバックアドレスは指定しないでください)。