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Systemwalker Cloud Business Service Management V1.0.0 ITサービス管理 管理者ガイド
FUJITSU Software

5.9.1 運用者のログインでLDAP認証する

運用者のログインでLDAP認証を行うように、ログイン認証を変更します。

事前の確認

手順の中で、接続先のActive Directoryのホスト名またはIPアドレスを指定します。ホスト名を指定する場合は、名前解決ができることを確認してください。

目的・背景

本手順を実施すると、ITサービス管理に登録されている運用者および管理者について、認証サーバ(Active Directory)に登録されているパスワードでWebコンソール(運用者/管理者用)にログインすることができます。

手順

  1. システムコンフィグで、認証の設定を変更します。
    1. ブラウザを起動して、以下のURLを指定します。
      http://管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス:Webコンソールのポート番号/otrs/index.pl
    2. 以下のユーザーでログインします。
      ユーザー名
      swcbsmadmin
      パスワード
      ITサービス管理セットアップパラメーターファイルのITSM_ROOT_PASSWORDに指定した値
    3. ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
    4. [システム管理][システムコンフィグ]をクリックします。
    5. [選択した設定グループへ移動][Framework]を選択し、サブグループの[Frontend::Agent]をクリックします。
    6. [AuthModule][LDAP]を設定します。
    7. [更新]をクリックします。
    8. [一覧に戻る]をクリックします。
    9. サブグループの[Frontend::Agent::Auth]をクリックします。
    10. 以下の設定を変更します。
      設定項目 設定値 チェックボックス
      AuthModule::LDAP::Host 接続先Active Directoryのホスト名またはIPアドレス ON
      AuthModule::LDAP::BaseDN 認証用ユーザーを作成するBaseDN

      ここで設定したBaseDNより下の階層のユーザーエントリーが運用者の対象となります。

      ON
      AuthModule::LDAP::UID sAMAccountName ON
      AuthModule::LDAP::SearchUserDN Active Directoryに作成した接続用ユーザー ON
      AuthModule::LDAP::SearchUserPw 接続用ユーザーのパスワード ON
      AuthModule::LDAP::Params

      async:0

      port:389

      timeout:120

      version:3

      ON
    11. [更新]をクリックします。
    12. ログアウトします。

    ポイント

    本手順を実施すると、手順2以降を実施するまで、手順aで記載されているURLではログインできなくなります。

    設定を戻す場合は、以下のURLにアクセスし、スーパー・ユーザー(デフォルト:swcbsmadmin)でログインして、設定を変更します。

    http://管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス:Webコンソールのポート番号/otrs/index.pl?XITSMUseDBLogin=1
  2. Active Directoryに、管理者ユーザー"swcbsmadmin"と接続用ユーザー(任意のユーザー名) を作成します。

    接続用ユーザーは接続専用のユーザーとして作成してください。

  3. ITサービス管理を停止します。
    ITサービス管理の停止については、「7.3 ITサービス管理を停止する」を参照してください。
  4. ITサービス管理を起動します。
    ITサービス管理の起動については、「7.2 ITサービス管理を起動する」を参照してください。
  5. 管理者のユーザー ログオン名でITサービス管理にログインできることを確認します。

    Active Directoryに作成した管理者のユーザー ログオン名およびパスワードでWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。

    http://管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス:Webコンソールのポート番号/otrs/index.pl
  6. Active Directoryに作成したユーザーログオン名と同じユーザー名の運用者を作成します。
    運用者を作成する際、パスワードの指定は不要です。詳細は、「9.2.6 運用者を作成する」を参照してください。