複数台のノードでそれぞれが他のクラスタノードのリソース負荷を引き継げるように構成
ディスクのミラー化、ハードウェアRAID、リモートミラー化によるデータの複製
記憶装置へのアクセスのパスの冗長化
ノード間通信専用の通信経路の冗長化
RMSによる冗長化システムは以下の要素により構成されます。
複数ノード
同一のオペレーティングシステムおよびRMSソフトウェアを導入した複数ノードによるクラスタを構成します。RMS構成でサポートする最大ノード数は、理論上無制限です。
参照
適切なノード数については、“PRIMECLUSTER ソフトウェア説明書 / インストールガイド”を参照してください。
共用記憶装置
RMS構成で定義されている全ノードで共用している、共用ディスク装置上の全てのデータにアクセスできるようにしておく必要があります。このためには、通常、全てのノードが SANの共用ディスクにアクセスできるようにしておく必要があります。ただし、NASなどの他のアクセス方法を使用することも可能です。
RMSネットワーク
RMSでは、RMS構成で定義されているノード間の通信に、TCP/IPプロトコルを使用します。RMSは、RMS構成で定義されている他ノードのRMSを監視するためにPRIMECLUSTERを構成する冗長化されたクラスタインタコネクト上のCluster Interconnect Protocol (CIP) を使用します。
参照
詳細については、“3.1.3 インタコネクトプロトコル” を参照してください。