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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

6.5 ODX(Offloaded Data Transfer)との併用

Offloaded Data Transfer(以降、ODXと略します)機能をサポートしたETERNUS ディスクアレイを利用する場合、Windows Server 2012以降のオフロードデータ転送機能により、ファイルのコピーまたは移動時にETERNUS ディスクアレイ内でODXセッションが起動します。しかし、ODXセッションが動作中のボリュームをコピー先として、AdvancedCopy Managerによるアドバンスト・コピーを実行できません。そのため、オフロードデータ転送によるファイルのコピーまたは移動中の領域を含むボリュームをコピー先として、acopc startコマンドまたはacec startコマンドを実行すると、エラーメッセージを表示して、コマンドが異常終了する場合があります。

コマンドが異常終了した場合は、Webコンソールまたはaccopy queryコマンドで、コピー先ボリュームにODXセッションが存在しないことを確認してから、再実行してください。

エラーが解消されない場合は、コピーの対象となるボリュームを見直すか、以下のどちらかの方法で一時的にODXセッションが動作しないよう対処を実施してから、再実行してください。

図6.1 ODXとの併用

注: ファームウェア版数がV10L50より前の以下のETERNUS ディスクアレイでは、ODXセッションが実行中のボリュームに対して、AdvancedCopy Managerによるアドバンスト・コピーを実行できません。