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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

6.1.2 コピー先ボリュームの使用量の監視

コピー先ボリュームの物理容量が不足すると、コピー先ボリュームへアクセスできなくなります(コピー先ボリュームのデータを読み出すこと、コピー先ボリュームへデータを書き込むことができない状態になります)。SnapOPC+の場合、読み書きできなくなったコピー先ボリュームだけでなく、それ以前の世代のコピー先ボリュームも読み書きできなくなります。

このため、運用時はコピー先ボリュームの物理容量が不足しないように監視する必要があります。

TPV/FTVをコピー先ボリュームにする場合の監視

TPV/FTVの物理容量は、ブロック単位で割り当てられます。このため、見積りより多くの物理容量を必要とする可能性があります。コピー先ボリュームの物理容量が不足しないように、Storage Cruiserを利用して、必要に応じて容量閾値の設定変更を行い、使用量を監視してください。
TPVの監視に関する詳細は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「シン・プロビジョニング管理」を参照してください。
FTVの監視に関する詳細は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「ストレージ自動階層制御管理」を参照してください。

SDVをコピー先ボリュームにする場合の監視

定期的に、acsdv poolstatコマンドを実行し、SDPの容量が不足していないかを監視してください。

SDPの領域において、暗号化に関係なく使用率が50%を超える領域が存在した場合は、SDPVの追加を検討してください。また、SDPの監視頻度を高くしてください。

SDPの領域において、暗号化に関係なく使用率が70%を超える領域が存在した場合は、直ちにSDPVを追加してください。